昨今、SNSを利用して集客をする不動産会社が増えています。この記事では、不動産経営をしていてSNS集客を検討している人に向けて、不動産業界の集客でSNSを利用するメリット・デメリットについて解説します。SNSの特徴や運用方法まで解説しているので、参考にしてください。
この記事の目次
不動産業界の集客でSNSが注目されている理由
不動産業界の集客でSNSが注目されている理由は、主に3つあります。ここでは、3つの理由について解説します。
不動産業界の集客競争の激化
空き家率の増加、不動産業の開業数増加の影響で、年々、不動産業界の集客競争が激化しています。総務省統計局の調査によると、平成30年の空き家率は13.6%と、平成25年の3.2%と比べ、増加していることがわかります。
また、国土交通省の調査では、宅地建物取引業者の全事業者数は7年連続で増加していると示されています。
※参考:平成30年住宅・土地統計調査住宅数概数集計 結果の概要
※参考:報道発表資料:令和2年度宅地建物取引業法の施行状況調査結果について – 国土交通省
消費者の情報収集方法の変化
消費者の情報収集方法の変化も、不動産業界の集客でSNSが注目されている理由です。モバイル社会研究所の調査によると、趣味やお買い得情報などの生活情報を得ているSNS利用率は、2017年の18%から、2022年には32.8%まで増加していると示されています。
コロナ禍以降の営業体制の変化
不動産業界の集客でSNSが注目されている理由として、コロナ禍以降の営業体制の変化も挙げられます。コロナ禍がきっかけで、インターネット上での不動産営業を検討する会社が増加しており、SNSでの集客の注目度も高まっています。
SNS集客とは
SNS集客とは、SNSを活用して、自社の顧客を増加させることです。具体的には、SNSに投稿したり、広告配信したりして集客する方法を意味します。SNSのフォロワーに対してお得情報やクーポンを配付して、リピート率を向上させることによって集客をします。
不動産業界の集客でSNSを活用するメリット
不動産業界の集客でSNSを活用するメリットは、主に4つあります。ここでは、4つのメリットについて解説します。
写真や動画を用いて訴求できる
SNSでは、写真や動画を用いて訴求することが可能です。物件の外観・室内の写真や動画を掲載することで、視覚的にアプローチできます。文章では伝えきれない情報をもとにアピールできる点も、メリットといえるでしょう。
潜在層にもアプローチできる
SNSでは、顕在層だけではなく、潜在層にもアプローチできます。不動産の情報誌やポータルサイトの掲載は、積極的に探そうとする顕在層しか見ない傾向があります。しかし、SNSは不特定多数の人が利用しているため、潜在層に向けても発信が可能です。
位置情報・ハッシュタグなどで見つけてもらえる
SNSの位置情報やハッシュタグなどの検索機能を用いることで、物件情報を発見してもらいやすくなります。ハッシュタグとは、投稿時に設定する、発信情報に関連するキーワードのことです。
相互コミュニケーションができる
SNSでは、DM、コメントなどを通して、コミュニケーションがとれます。個別に連絡をとることで、1人ひとりに合ったコミュニケーションをとれるため、信頼関係も構築できるでしょう。
不動産業界の集客でSNSを活用するデメリット
不動産業界の集客でSNSを活用する際には、2つのデメリットも生じます。ここでは、2つのデメリットについて解説します。
投稿に手間がかかる
投稿に手間がかかる点は、不動産業界の集客でSNSを活用するデメリットです。SNSを運用する場合、定期的に投稿する必要があります。投稿する際には、消費者の目を引く内容を考える必要があるため、時間を要することでしょう。
成果が出るまでに時間を要する
不動産業界の集客でSNSを活用するデメリットとして、成果が出るまでに時間を要する点も挙げられます。SNS運用で成果を出すためには、6か月〜24か月程度の時間が必要とされています。そのため、中長期的な視点で育てていく必要があるでしょう。
SNSの特徴・運用方法
SNSによって特徴や運用方法は、異なります。ここでは、6つの代表的なSNSの特徴、運用方法について解説します。
1.Instagram
Instagramは、写真・動画による投稿をメインとしたSNSです。不動産業界では、物件の写真・動画を投稿することで、自社サイトへ誘導、会社のイメージ向上が期待できます。ストーリー投稿を使用すれば、定期的にフォロワーとタッチポイントを作れるでしょう。ライブ配信機能を使って、ルームツアーをすることも可能です。
2.X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は、テキスト発信をメインとしたSNSです。リポスト(旧リツイート)やいいねの機能を利用でき、拡散性が高いのが特徴です。人気物件やお役立ち情報、キャンペーン情報などを投稿することで、多くのユーザーに物件情報を届けることが可能です。不動産会社の認知度アップにもつなげられるでしょう。
3.LINE
LINEは、コミュニケーション手段としての利用をメインとしたSNSです。世代を超えて多く利用されており、ユーザー数が多い点が特徴です。企業専用のアカウントを作成することで、内見・来店予約のやりとりに役立てられます。また、LINE広告を用いて、エリアを絞った広告配信も可能です。
4.Facebook
Facebookは、友人・知人、家族などとの情報共有をメインとしたSNSです。プロフィールに勤務先を入力しているユーザーが多いため、広告を利用すれば、精度の高いターゲティングが可能です。他のSNSよりもフォーマルな印象であるため、不動産関連のセミナーやキャンペーン実施の案内を告知する際にも役立ちます。
5.YouTube
YouTubeは、動画配信をメインとしたSNSです。他のSNSよりも伝えられる情報量が多く、視覚的にアプローチできる点が特徴です。物件紹介、会社情報などの動画をアップロードすることで、ユーザーに有益な情報を発信できます。動画制作には時間を要しますが、高品質な動画を作れば、期待以上の反響を得られることでしょう。
h3:6.TikTok
TikTokは、短い動画の配信をメインとしたSNSです。短い動画で物件の魅力や特徴を訴求できる点が特徴です。ユーザーは動画を次々に視聴することから、ユーザーが長く滞在する傾向があります。また、物件の紹介だけではなく、不動産会社のPRにも適しているため、ファン獲得に活用されることも多いでしょう。
不動産業界の集客につながるSNSの活用方法
SNSを用いて不動産業界の集客につなげるためには、活用方法を知っておく必要があります。ここでは、3つの活用方法について解説します。
情報を発信する
不動産業界の集客につなげるためには、SNSで情報発信することが大切です。具体的には、イベント、展示会、セミナーなどの告知、写真や動画で物件の魅力を伝えることなどが挙げられます。動画配信を用いて、ルームツアーを行う方法もおすすめです。
広告を配信する
新築物件、オープンハウスの情報などを広告で配信するのも、不動産業界の集客につながるSNSの活用方法の1つです。広告では、やみくもに多くの人にアプローチするのではなく、特定のターゲットへ配信できます。
キャンペーンを実施する
ユーザーが参加できるキャンペーンを実施するのも、不動産業界の集客につながるSNSの活用方法として挙げられます。例えば、フォローしてくれた人にギフト券をプレゼントする方法などがあります。
不動産業界の集客でSNSを活用する際の注意点
不動産業界の集客でSNSを活用する際に注意すべき点は、主に2つあります。ここでは、2つの注意点について解説します。
ターゲットに応じたSNSを選ぶ
不動産業界の集客でSNSを活用する際には、ターゲットに応じたSNSを選ぶようにしましょう。Instagramは10〜30代、Facebookは30〜50代など、SNSによってユーザーの年齢層、ライフスタイルなどが異なります。
フォロワー数を維持する
SNSで情報発信を定期的に行い、フォロワー数を維持することも大切です。投稿頻度を上げればよいのではなく、ユーザーが見たいと思う発信内容を研究する必要があります。
まとめ
昨今、集客でSNSを活用する不動産会社が増えています。SNSでの集客は、写真や動画を用いて訴求できたり、潜在層にアプローチできたりするなど、多くのメリットを得られます。SNSによって特徴やユーザー層は異なるため、目的に合ったSNSを利用しましょう。
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