フランチャイズとは?意味や仕組み・フランチャイズ経営のメリデメを解説

コンビニチェーン店など小売業から、牛丼店など飲食業、不動産サービス業まで、私たちの身近に広く浸透しているフランチャイズビジネス。加盟店は、本部のバックアップ等を受けられることから、経営のノウハウがない人でも起業でき、脱サラをしてオーナーへと転身を図る人も多いようです。基本的なフランチャイズチェーンの経営の仕組みから、本部へ支払うロイヤリティやメリットとデメリットについて解説します。

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フランチャイズとは

フランチャイズとは、本部(フランチャイザー)と、加盟店(フランチャイジー)との間で契約を結び、事業を運営するものです。日本では1970年ごろから外食産業を中心に広がりを見せ、現在ではコンビニチェーンやサービス業など、あらゆる事業が展開されています。日本フランチャイズチェーン協会の2019年度調べによると、市場の規模は9年連続で広がりを見せ、売上高は約26兆6千億円にも及ぶとされています。

フランチャイズの仕組み

加盟店は、商標やロゴ、名称の使用や、本部が開発した経営ノウハウの利用、本部からの継続的な指導やバックアップを受ける代わりに、その対価として加盟金やロイヤリティを支払うのが、フランチャイズビジネスの基本的な仕組みです。

本部の商標やロゴ、経営ノウハウ、サービスなどのシステムは、マニュアル化された、ひとつのパッケージとして加盟店に提供されます。ですから、その業界に対する専門知識や経験がない人であっても、「誰でも」「いつでも」オーナーになれるのです。こうした点も、市場が拡大している理由のひとつです。

本部と加盟者は共に進む、対等なパートナー

加盟店は、本部と協力し、フランチャイズ店のブランドイメージを守りながら、事業を発展させる義務があります。そのために守らなければならないのが、本部からの指示やマニュアルです。
これは全国どの店舗においても、均一したサービスの提供が求められるからです。

これを聞くと「フランチャイズに加盟しても、結局は本部のいいなりになるのでは?」と思われがちですが、あくまでも本部と加盟店は、契約を結んだ対等なビジネスパートナー。店舗を経営・運営するのは加盟者です。努力次第で業績を伸ばすことができます。

フランチャイズのメリット

知識や経験がなくても始められるフランチャイズ経営は、個人による独立開業とは違い、ブランドをイチから築かなくてもよく、本部からのバックアップもあるので安心して経営できる反面、「本部が面倒を見てくれる」とあぐらをかいていれば失敗にもつながります。
メリットとデメリットについて、知っておきましょう。

ノウハウがなくても新規事業に参入できる

最大のメリットは、経営ノウハウなどがひとつのパッケージとして提供されるため、その事業に関する知識や経験がない人でも開業することができる点です。開業前には本部による研修を受けられ、開業後も同一レベルのサービスを提供するために継続した指導が行われます。
こうした研修・指導は、すでに実績を持つ本部の成功ノウハウが提供されるため、安心感が違います。

ブランド力を活用でき、周知されやすい

ロゴを見て、お店のサービスや事業をパッと思い浮かべるように、すでに消費者の認知が高いブランドであれば、独自でPRをしなくても周知されやすいのが大きな魅力です。テレビやラジオでCMを流すなど、メディア戦略を展開しているブランドなら、認知度は抜群です。

個人経営の店であれば、店名が定着するまで時間がかかりますが、フランチャイズはその時間を省略できるため営業活動に専念しやすく、開業してすぐに大きな利益を上げるケースも少なくありません。

本部の援助やサポートを受けやすい

加盟してから開業までは、本部の担当者がフォローしてくれます。店舗の設備や備品の調達から、スタッフの人材確保まで、サポート体制がとられているところもあり、店舗経営が未経験者であっても、安心して開業にたどり着くことができます。

独自に開業するより、負担が少ない

本部が築き上げてきた企業イメージや経営ノウハウを利用できるので、単独で開業するより時間的負担が圧倒的に少ないため、営業に専念することができます。

また、本部が店舗経営に必要な資材や商品の仕入れ先に独自ルートを持つため、個人経営より費用の負担が少ないのもフラインチャイズ経営の魅力のひとつです。店舗の設備や備品が一般価格より安価で調達できたり、独自にCMを打つ必要もないため広告宣伝費も抑えられたりするので、大幅なコストカットが可能です。

時代に合ったサービスを提供できる

開業後も研修を通して、店舗運営について学べる機会があるので、時代に合ったサービスの提供が可能になります。

また、企業を取り巻く環境や市場、社会情勢は日々変化していますが、こうした変化にも本部は敏感です。迷ったときの対策やアドバイスを受けることができるので、長期間、安定した経営を続けることができます。

フランチャイズのデメリット

オリジナリティを出しにくい

提供するサービスや経営ノウハウは、マニュアル化されているため、独自でルールを変えることはできません。これはブランドイメージの保持、安定したサービスの維持に必要なことです。

とはいえ、これはまったくの無個性であればいい、というわけではありません。フランチャイズの中には、決められたルールの中であれば、加盟店に対し創意工夫を求めることもあります。

加盟金やロイヤリティを支払う必要がある

加盟店は、契約の際に加盟金以外に、店舗準備費用、人材採用費用といった開業資金が必要となり、その金額は一概にはいえませんが、本部が相談に乗ってくれる場合がほとんどです。もし、自己資金が不足している場合は、不動産担保ローンや政策金融公庫などの融資で賄うことになります。

また、定期的にロイヤリティを本部に納めなくてはなりません。その分、加盟店の利益が減ることにつながりますが、これはフランチャイズのメリットを享受する上で、発生すべき費用と考えるべきでしょう。

フランチャイズのロイヤリティ相場はどれくらい?種類やメリットを解説

加盟者の一存で経営方針を決めることができない

フランチャイズ契約により、どの店舗も同一の条件が課せられます。そのため加盟者の一存で経営方針を決めることができません。しかし、この経営方針は本部のマーケティングや実績による裏付けがあるもの。ですから、失敗する危険性が低い経営方針とも考えられます。

ブランドの評判で経営が左右される

フランチャイズ経営は、ブランド力の恩恵を受ける分、仮にブランドイメージに傷がついたら、そのダメージを受けることになります。他店の不祥事が店舗のイメージダウンにつながることも少なくありません。

しかし、逆にいえば、ブランドイメージが上がれば、波及効果で業績アップを望むことができます。

経営努力や販売努力を怠る場合がある

フランチャイズだからといって、「本部の言うとおりに経営していれば成功する」というのは、大きな間違いです。実際に店舗を運営するのは加盟店です。加盟店の熱意、経営や販売努力で結果は大きく変わってきます。

フランチャイズのメリットとデメリットをわかりやすく解説

フランチャイズの始め方

フランチャイズ加盟店になるには、まず業種・業態を選ぶことから始まります。ネットや雑誌などから情報を収集し、フラインチャイズ経営を正しく理解しましょう。そのうえで、収益性、市場性、成長性、実現性、安定性など、さまざまな視点から検討し、自分に合った業種・本部を選択することが大切です。

フランチャイズ開業の流れ

「なぜフランチャイズに加盟するか」、自分の希望を明確にし、本部の情報収集を始めましょう。また加盟すれば、本部とは長く付き合う関係になります。説明会やパンフレットなどを見て、検討しましょう。実際に本部や加盟店に足を運び、自分の目で確認することも大切です。

下記は、情報収集に欠かせないポイントになります。

  • 本部の経営姿勢は自分と合っているか
  • 経営理念、将来のビジョンが明確か
  • 資本金、出店数などの情報開示はきちんとされているか
  • 収益性に対し、ロイヤリティは妥当か
  • 加盟店満足度は高いか

フランチャイズ開業の注意点

メリットとデメリット、契約内容をよく確認せずに契約するのは、トラブルのもとです。契約を途中で解約する場合は、違約金を取られることもあります。

フランチャイズで失敗しないために出来ることを失敗例と原因を元に対策を解説

大きく飛躍できる可能性を秘めた、フランチャイズ経営

フランチャイズ経営は、「以前からあこがれていた業界に飛び込みたい」「自分の可能性を広げたい」「独立・起業・開業したい」といった思いを実現させる最短のルートともいえます。

熱意や経営努力があれば、誰でも成功のチャンスをつかめる反面、努力を怠れば失敗につながります。メリットとデメリットを正しく理解したうえで、自分の夢や理想の実現のために情報収集を始めましょう。

フランチャイズで起業をする経営者が知っておきたい準備しておくこと

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