介護・福祉業から不動産売買仲介業へ参入 地域密着型の事業展開とフランチャイズ選びのポイント
株式会社スイッチについて
株式会社スイッチは、大阪府枚方市の地域に密着して介護・福祉業を行う有限会社はなまるが母体です。私は大学を卒業してから会社で営業職に就いていましたが、27 歳の時にデイサービスの仕事と出会ったことで、地元の枚方市で開業したいという想いが芽生えました。そこから2 年間ほど社員として働かせていただき、29 歳で独立して会社を立ち上げたのです。
介護業界の求職者数は、どんどん少なくなってきています。そのなかでも弊社はエネルギーに溢れている方が多く、社員に恵まれています。6 人で会社をスタートした頃から、私には「従業員が100 人いる会社を作ろう」という目標がありました。そして、この目標を達成した際、それまで10 年間一緒に歩んできてくれたスタッフが「中尾社長がここで止まってしまったら、私たちもここがてっぺんになってしまうでしょう」と言ってくれたのです。そこで、スタッフ一人ひとりが力を尽くしてくれたから目標を達成できたのだと実感し、私もまだまだ頑張らなければという気持ちになりました。周囲のおかげで、福祉用具の販売業、住宅をバリアフリー化する工事業など、同業種でビジネスを展開してきました。そして今年はハウスドゥに加盟し、2026 年3 月に「ハウスドゥ 枚方山之上」がオープンする予定です。
“人”に対する想いと方針
弊社には「あたたかく厳しく」という言葉が社訓としてあります。本来なら、人が増えれば地域を限定せず、広域で事業を展開するものなのかもしれません。しかし、私が枚方市を好きだからということもあり、枚方市に特化してサービスを提供してきました。ほぼこの地域だけで商売しているので、採用に関しても周りが人をつなげてくれます。近隣に住んでいる方が応募してくれたり、スタッフの紹介で新しい方が入ってきてくれたり。私たちのファミリーになってくれるのであれば、絶対にあたたかく迎え入れたいと思っているんです。しかし、その代わり厳しいこともちゃんと言うようにしています。高齢のご利用者さまにサービスを提供する仕事のため、怪我や事故など万が一のことがあれば、ご本人やそのご家族を悲しませてしまいます。あたたかく迎え入れ、褒めるときは褒める。指導するべきことは厳しく伝える。必ず両面を持ち合わせていました。そのおかげで従業員が心を開いてくれ、長く働き続けてくれているのだろうと感じています。
不動産業の人材採用についてだと、私は宅建の資格を持っていますが実務経験はないので、店長には不動産業経験者を採用する方針です。もちろんSV(スーパーバイザー)のサポートもありますが、毎日会社で勤務していただけるわけではないため、色々な面を踏まえたうえで経験者がいてくれるほうがよいと考えました。しかし、営業スタッフやサポートスタッフについては、未経験者も迎え入れています。ハウスドゥの店舗は、介護業の建物の1 階に構える予定です。すでに私の部屋はありますが、不動産業用にもう1 つ部屋を作りました。私は“チーム”としてやっていきたいため、チームづくりは店長と一緒に取り組んでいき、私が持つ経営者論やリーダーシップを学んでいただきたいです。
「石の上にも三年」という言葉のとおり、3 年間はちゃんとやらないと組織が自走できないと思っています。ハウスドゥからいただいた3 年間の事業計画をチームで上回る。これを目標にしたいです。そしてその目標を、エースをつくって達成するのではなく、自立した組織として達成したいと考えています。よく話していることを挙げるなら「人をつくらず、金できず」つまり、人、組織をつくって3年後にはお金をつくれるようにしたい。厳しいこともあるかもしれませんが、3年後に「ハウスドゥに加盟してよかった。人も変わらず働いてくれて、目標も達成できた」となったら嬉しいだろうなと想像しています。
不動産業への参入を決めたきっかけ
私が不動産業への参入を決めた契機は、2つあります。まず、ご入院やご逝去などの様々な理由で、運営している介護施設の入居者さまが入れ替わるタイミングが発生します。そのため、「空室ができて施設に入居できることになったから、自宅を売却したい」など、不動産の処分に関する相談を受けることが度々あるのです。今までは、このような相談を受けたら、近くの不動産会社さんに依頼していました。しかし、介護業の発展につれて不動産の相談件数も増えていくと見込まれることから、弊社にも対応できる体制が必要になってくるのかなと考えました。これが、不動産業への参入を検討するきっかけです。もともと「スイッチ」という会社名には「人生のポイントを切り替える」という意味が込められています。福祉に関する人生の切り替わりのタイミングで、不動産に関するお手伝いもできればという考えに至ったんです。
もう1つのきっかけは、株式会社スイッチを設立する前から、有限会社はなまると、もう1つの会社である株式会社タイムで不動産賃貸管理の仕事をしていたことです。枚方市のみで事業を展開していますが、他の不動産会社さまから近隣エリアの土地の情報をいただき「そこで新たな施設を建てないか」と提案してもらうことがあります。弊社としてはお断りしていますが、そのような情報をいただいたのに何もやらないのはもったいないという意識があったので、その土地を購入し施設を建て、他の介護業者さまに貸し出すようにしています。そこで、もし自社で不動産の仕入れができるようになれば、土地をしっかり検分でき、仲介手数料の面や仕入れ時の付帯利益で収益性も高くなる。まとめると、先ほど触れた「地域の施設利用者さまの不動産をお手伝いすること」と「施設を展開するための土地を見極めること」この2 つが、不動産業を検討し始めた理由です。
確立された組織体制が決め手
北海道のハスウドゥ加盟店さまが成功体験を語るセミナーに参加させていただき、一度ちゃんと話を聞いてみたいと感じて問い合わせました。SV から直接ご説明いただいたほか、実際の店舗を見学させていただき、加盟した際の苦労話から利益に関してもオープンにお話しいただけました。もちろん他社のフランチャイズとも比較して検討しましたが、ハウスドゥの話を聞いて、一番“ちゃんとしている”という印象を受けました。
まずは、組織がちゃんとしている。本部が直営店を持ち、不動産業で大きな収益を上げておられます。そこに付随して、ハウスドゥは人も素晴らしいと感じています。私たちフランチャイジーに寄り添ってくれるSVが、こまめに丁寧に動いてくれ、これまた、ちゃんとしているんです。また「DO NETWORK」というシステムもちゃんとしている。他の加盟店さまは「DO NETWORK でSV から言われたとおりに管理して、お客さまにしっかり情報提供ができれば、答えは返ってきますよ」と話しておられました。不動産業は私にとって初めての事業なので、いくら経験者に店長をやっていただくといっても、やはりオリジナルで進めていくのは怖いですよね。 “ちゃんとしている”フランチャイズを探して他社も検討した結果、ハウスドゥが一番だと確信し、迷いなく加盟を決めることができました。さらに、ハウスドゥはロイヤリティが固定制のため、自社の賃貸管理業で収益を上げても、ロイヤリティの金額が変わらないことが嬉しいポイントですね。
こまめな作業が成功へつながる
今はオープン準備中ですが、「DO NETWORK」への情報登録に苦労しています。不動産情報をキャッチして、その情報を持っている不動産業者さまに掲載許可をいただきます。そしてシステムに入力し、チラシを作っていち早くまいていくのですが、これが結構こまめな作業で大変です。でも、どんなに多くの不動産会社があるエリアでも、そのこまめな作業に最も取り組んだ会社が絶対に勝つでしょう。私がずっとやってきた介護業でも、それは同じです。
私たちが限られた小さなエリアの中で展開できているのは、やはりお客さまからの信頼があるからだと考えています。これまでつながってきたお客さま、そして福祉業者さまやケアマネージャーさまなどにも、不動産についてご案内する機会があるでしょう。私たちも努力すれば、不動産業に関することはハウスドゥがちゃんとサポートしてくれるため、現時点では不安が少ないですね。
加盟を検討される方々へ
不動産業はどの職種においても “異業種”ではないと考えていますが、やはり不動産業は難しいですよね。いわゆる異業種から不動産業を始めたい方が一歩踏み出すのであれば、まずはハウスドゥがよいのではないでしょうか。ハウスドゥなら、ちゃんとサポートしていただけるような気がしています。
不動産業全体を推奨しているわけではありませんが、実際に参入して、知れば知るほど不動産業を面白いと感じつつあります。私は新しい事業を始める時、家族に話してみることにしているんです。そして、今回も不動産業を始めることを話してみたところ、「へえ、面白そうやね」って言ってくれました。家族からしても成功するように見えるのだろうと思いますし、一般的に見てもそう予想されるのなら、きっと成功に近いんでしょう。もし、皆さまも何か新しい事業を始めるとき、ハウスドゥに加盟しようか迷っているなら、近くにいる誰かに話してみてください。きっと、背中を押してくれるはずです。(2025年11月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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