不動産業界への参入で見越す、解体業への相乗効果とは
『とことんやってやろう』と事業を継承
私は生まれも育ちも香川県坂出市。その地を拠点とする光洋産業株式会社は私の父親が創業し、土木工事などから始まり、現在は鉄材などのスクラップ・設備や機械の解体事業を手掛けています。25年ほど前に父の会社を引き継いでから、オーナー社長として切り盛りしてきました。ホールディングス会社である光洋テック株式会社と、その関連企業として株式会社トーワ・自工と光洋産業を展開しています。そして最近、ハウスドゥ加盟店舗の運営として、株式会社光洋不動産を設立したばかりです。「せっかくだし良いものを」と考えて、機械や設備、土地に投資してきた分を回収できた今、役職に限らず誰もが働きやすい環境を作っていきたいと考えています。
私は姉が2人いる3人姉弟の長男で、父からは「お前が継げ」と小さい頃から言われていましたが、ずっと「嫌だ、継ぎたくない」と悶々としていました。しかし大学を卒業する頃、「これが自分の運命で、逃れられないのならやってやろうか」と決意。丁稚奉公のつもりで同業他社に入社し、そこで2年間修行を積んでから会社に戻ってきました。さまざまな方がいるこの業界で、これまでの色々な経験が役に立っていると感じます。思い返すと、継ぐことを嫌がっていた頃は、どんな仕事もしっくりきませんでした。そんななかで「よし、やってやろう」と思った瞬間、目の前の霧がパッと晴れたように感じたことを今も覚えています。自分のエネルギーを何に注いだら良いのかわかっていなかった時に、頑張れることが見つかったのはラッキーだったと思いますよ。
本業とのシナジーを狙う
光洋産業のスクラップ事業は四国で最も扱い量が大きいと自負していますが、産業廃棄物処理を含めた解体工事業も併せて手掛けています。法律の影響で、解体工事業に進出しやすい風潮になったこともあり、「解体工事もやります!」と腹を括ってから、重機オペレーターや管理職となる人材を揃えてきました。そして、解体工事業をさらに成長させるため、関連性が高い建設業への進出を考え始めました。しかし、大手ゼネコンとのお付き合いもない状態では、私たちにはお客さまとつながるための方法や基盤がありません。どうやってお客さまとつながるかを考えた際、今から8年ほど前に加盟を検討したことがあるハウスドゥに行き着きました。
不動産業から解体工事の案件を獲得しやすい点で、本業とのシナジーを生み出せるのではないかと考えています。私たちも不動産業を始め、不動産業者さまや建築会社にご協力させていただくことにより「解体工事は、光洋産業に頼みますね」と言ってもらえるような関係を築きたいと考えています。
不動産業界に一石を投じる
その狙いとは別で、実は以前から「不動産業をやってみたい」と個人的な想いがありました。今となっては笑い話ですが、10代のころ不動産屋に客として足を運んだ際、私の後に来店された裕福そうな老夫婦を優先して対応し、すっかり放置された経験があります。また、地元でご年配の不動産業者にアパートを借りられないか相談した際、きちんと対応してくれなかったこともあり、「なんだこれは」と驚きました。「自分でやって、既存の不動産業界に一石を投じたい」と考えるようになったきっかけでした。
私がこれまでお会いしてきた不動産会社は、ほとんどが個人事業主または家族経営でした。もちろんそれでもいいとは思いますが、やはり私たちが本業で得てきた地元の方々からの信頼に、ハウスドゥのブランドイメージをプラスしたいと考えています。今検討している店舗のテナントにおいても、その方針は変えずに準備を進めていきます。
オープン準備と店舗運営のカギ
この2ヶ月間、ハウスドゥのSV(スーパーバイザー)と一緒に不動産会社を巡って勉強する中で、解体事業を営んでいると伝えると「じゃあ見積もってほしい」と言っていただけることがありました。不動産会社がお客さまとして、我々と対等な立場で依頼していただけていると感じました。また今後、不動産業でつながったお客さまを建築会社にご紹介できたら、先ほど話したように、解体を光洋産業に依頼いただける関係を構築できるのではと想定しています。
テナントと人材に関しては、いずれも検討している段階です。この間、京都府で実施されるオーナー研修会に参加してきました。私のようにまだ宅建士が決まっていないオーナーさまも参加されていて、さまざまな立場の経営者がいらっしゃいました。
不動産事業を始めるにあたり、全てハウスドゥに言われた通りにしていくつもりです。私には不動産業の知見がまったくないため、ハウスドゥから教えてもらう姿勢でいます。コツコツ行動できる方や、ハウスドゥの方針を素直に受け入れられる方と一緒に働きたいと考えています。
不動産事業において重視するもう一つのポイントは、女性が活躍できる職場づくりです。ハウスドゥの方針と少し違うかもしれませんが、土日の出勤が難しくても優秀で素直な方を採用したいと考えています。SVに在宅ワークが可能か尋ねたこともありました。勤務時間や勤務日数が少なくても、多くの女性に活躍してもらいたいです。
『今がチャンス』と考え、加盟を決意
先ほど、8年ほど前にハウスドゥを検討したことがあると話しましたが、その時は加盟を見送りました。というのも、出店候補のエリアにはすでにハウスドゥの加盟店があったからです。それに、あれもこれもと事業に手を出すことに不安がありましたし、本業の解体業を伸ばしたいなら地道に営業を続ければいいという考えでした。しかし、岡山県で産廃処理業を母体事業に持つハウスドゥ加盟店さんを実際に訪ねた際の、ハウスドゥを上手く活用されている様子は頭に残っていました。
そして去年の10月頃、先に出店されていたハウスドゥの店舗がなくなると知り、再度ハウスドゥから案内が来た時、検討の姿勢を見せつつも、実は心の中で加盟を決めていたんです。解体業は少しずつ成長していましたが、さらなる成長を目指すために不動産業界へ参入することを社内で相談しました。本業で高松支店の立ち上げも進めているため、そちらと並行して事業を立ち上げることになります。あれもこれもという状態ですが、「今決めなければ、他の不動産屋さんが出店されます」と聞いた瞬間に決意しました。他の企業さんに出店されてしまう可能性が、「今がチャンスだ」と思う後押しになりました。
これから一緒に成長したい
私たちの根を張ってきた坂出市で出店することで、お客さまやさまざまな企業とのつながりが活きてくると思っています。坂出市の隣にある県庁所在地の高松市も、地元とのつながりがありつつ、人口が大きい魅力的なエリアです。今はまだ具体的な計画などはありませんが、ハウスドゥの他加盟企業を見ていると、やっぱりハウスドゥ店舗を2~3店舗運営するほうが効率的ではないかと考えています。
これまで会社を経営してきましたが、自分の会社でもわからないことは当然あります。ならば、経験がないことだったら、わからないことは沢山あります。今進めている高松支店もそうですが、不動産業でもやる気になってくれる社員にお任せして、ちゃんと対価をお支払いする。こんなに楽しいことはないでしょう。私が他人に業務を任せられるようになったことも、フランチャイズであるハウスドゥに加盟する一因だったのかもしれません。
ハウスドゥが主催する勉強会やイベントは、他の加盟企業と交流できる良い機会なのでどんどん活用していきたいですね。今はまだスタートしたばかりで、ハウスドゥの良さなどを語れる立場ではありませんが、さまざまな課題を協力して乗り越え、一緒に成長していきたいです。人口減少などのマイナス要因もある一方で、不動産業はお金の流れの大元に関わるため、色々なチャンスが巡ってくるんじゃないかと考えています。(2025年6月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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