増店初月に粗利300万円達成 IT業界から不動産業への挑戦
「電車の中で、独立を思いついた」
株式会社アモレの母体企業は、システム開発やITエンジニアリング協力事業を行う株式会社B・P・Sです。私はもともとSEとしてプロジェクトのマネジメントを担当しており、2006年頃に勤めていた会社から独立し設立しました。JR「大阪」駅前の立地に本社があり、東京にも支社を構えています。
私の性格上、「とりあえず始めてみて、ダメだったらすぐに引き返す」というところがあります。朝令暮改のようなときもありますが、まずはチャレンジしてみる。実際、会社を辞めて独立することも、朝の電車の中でいきなり思いつきました。それまで独立することはまったく頭にありませんでしたが、今後の自身のステップアップについて考えたとき、独立しかないとひらめいたのです。妻には事後報告になってしまいましたが、私の性格を理解してくれているからか、笑っていましたね。運も良かったのでしょうが、周りの方に助けていただいたおかげで今があると感じています。
ハウスドゥに加盟したのは、会社を立ち上げてから約16年後の2022年。加盟から3年目となる現在は、「ハウスドゥ 城北公園」「ハウスドゥ 近鉄八尾北」を運営しています。
興味があった不動産業をスタート
実は以前から不動産業に興味があり、自分でも物件を購入していました。しかし、いい物件は不動産業者に流れてしまいます。思うような物件を仕入れにくいのではないかと感じ、「それならば自ら不動産業を始めよう」と思い立ったのです。大きなきっかけがあったわけではなく、先ほどお話しした私の性格もあって、まずはやってみることにしました。
投資用物件を購入していたとはいえ、当時の私は不動産業未経験。自分で一から始めるのではなく、フランチャイズに加盟するほうがいいと判断しました。
ハウスドゥを選んだ最大の決め手は、本部に支払うロイヤリティが「固定制」であることです。ネームバリューが強いことにも魅力を感じました。知名度が高い不動産フランチャイズは他にもありますが、売上によってロイヤリティが変動しない点でハウスドゥに惹かれました。インターネットで情報収集していたときに、HPに載っている加盟店さまのセミナー動画も視聴しました。加盟を検討するうえで非常に参考になりましたし、加盟後も視聴を続け、最終的にはHP上の動画をすべて見てしまったほどです。
理想のテナントと人材
店舗の準備で苦労したことは、理想のテナントが見つからなかったことです。当時の担当SV(スーパーバイザー)に薦められたこともあり、競合が少ない郊外のエリアへの出店を検討していましたが、最終的には大阪府の大阪市旭区という都会のエリアに決まりました。また、2店舗を運営する今でも、より大きくて目立つ看板を出せるテナントがよかったなと考えています。不動産業を営むうえで、認知度は何よりも重要です。私がお客さまの立場で考えてみたとき、やはりまったく知らない不動産業者にお任せしようとは思いません。お客さまの頭の片隅にでも「自分たちの地域にハウスドゥの店舗がある」と認知していただくために、看板は最も効果的だと捉えています。
当初は営業サポートが1人、エージェントが1人という体制からスタート。その後、不動産売買業を1年、賃貸業を4~5年ほど経験している方に入社いただきました。経験を持っている方の入社は大きかったと感じます。
店舗がオープンしてまだ数年ほどなので、店舗のカラーに合わせて若年層の方を積極的に採用するようにしています。不動産業は未経験でも、できれば営業経験がある方が望ましいですね。とはいえ、前向きでやる気があり、営業に向いていそうな方を採用していきたいと考えています。
採用時、ある程度の知識レベルを測るテストは実施していますが、性格診断のようなテストは利用せず、その方の人間性などを重視しています。
「V字回復ではなく、徐々に成長してきた」
現在の担当SVに交代してから、店舗の運営体制が整っていきました。SVはいつも優しく、丁寧に対応してくれていると感じます。
オープン当初は採算が取れず、大きな赤字を出したこともありました。当時のサイト検索数は100件程度。そこから200件、300件、400件と増加し、現在は毎月1,000件を超えています。
Googleマップなどで弊社店舗を上位に表示させるよう、業者と契約してMEO対策を行っています。大阪市旭区の不動産業者でいくと、おそらく3番目ぐらいに表示されるでしょう。また、お客さまに口コミ投稿へのご協力をお願いするなどして認知度を上げた結果、反響数が増えて徐々に売り上げも上がりました。
また弊社では、DO NETWORKへのデータ登録や契約書作成を事務サポートの社員に任せています。私はシステム関連の仕事に携わっていたこともあり、DO NETWORKというマスターファイルへのデータ登録が基本だと考えています。これができていないと、追客や次のご提案につなげることもできません。当初はエージェントが登録していましたが、登録漏れが多く、事務サポートの社員に切り替えました。データの精度を保つため、契約書や重要事項説明書の作成など、事務サポートでできることは任せて、エージェントの仕事を極力減らすようにしています。
私自身は、普段大阪の本社にいて、メールなどで進捗状況を報告してもらっています。店舗には週1回ほど顔を出し、会議を行ったり、社員との面談で発破をかけたりしていますね。できるだけ社員と仲の良い関係を築きたいため、ゴルフに誘ってみることもあります。当初はもっと店舗に関わろうかと考えていましたが、私が店舗にいるとあれこれ指図してしまい、社員が指示待ち状態になることもありました。実際、意思疎通しにくいときには、すべて細かく決めてメールで指示してしまうことがあります。少々離れたところから発破をかけるぐらいがちょうどいいのでしょう。
“人材採用”を課題に、見据えるこれから
2025年7月に、2店舗目となる「ハウスドゥ 近鉄八尾北」がオープンしたばかりです。この店舗は、もともとリフォーム関連事業を本業とする他の企業が運営しておられました。その企業が退会されるということで、居抜きで運営してみないかとお声かけいただいたのです。1店舗目で利益が出せるようになって間もない時期だったので、少し早いかとも思っていました。しかし、これまで働いておられたリフォーム業の経験者を採用できるのではと考え、お話を聞いてみることに。結果として、1名を新たに採用し、増店となりました。
ハウスドゥに加盟する前から、利益を出すよりも組織の拡大を目的としてきました。そのため、毎年の増店や弊社の支社がある東京への出店も視野に入れていました。ですが、昨今の人材不足の影響を受け、人材採用に課題を感じています。今後の増店は、様子を見ながら判断していく予定です。
増店を目指されている加盟店さまに一言お伝えするなら、買取が非常に重要になります。最近、ようやく買取を積極的にできるようになってきました。売買仲介業を確立させたら、並行して買取業に取り組み、収益を安定させる。もちろんリスクもあるので、ある程度の相場を把握したうえで、安く仕入れられる物件があれば買い取る方針です。店長にも「利幅は大きくなくてもいいから、どんどん買い取ってほしい」と話しています。ちなみに、2店舗目ではオープン初月から粗利300万円を達成しました。スタートにしては、良い滑り出しだと感じています。(2025年7月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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