フランチャイザーとして運営する介護事業から不動産事業へ参入 フランチャイズ×地域が組むことで実現できる、新たな可能性!
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株式会社ファミリーケアサポートについて
弊社は、高齢者介護・福祉事業・サービス付き高齢者向け住宅、老人ホーム・児童発達支援事業所を運営しています。また、児童発達支援・放課後などのデイサービス「リると」を運営し、この事業では新規事業として参入する方の開設サポートもフランチャイズ事業として行っております。会社としては、先代である私の母がずっと介護事業をしてきて、今年で25期目となります。私は、以前は東京でIT関係の仕事に従事していました。当時のIT事業は成長産業であり、収入もよく、やりがいも感じており、介護や福祉の仕事をするということはまったく考えていませんでした。しかし、先代の福祉に関わる想いや行動をそばで見ていたので、この仕事の大切さや人を支えることの重みを感じていました。私は現在48歳ですが、28歳のときに今の会社に転職し、事業を先代から承継しました。ITの仕事もとても重要だと思いますが、何万人、何十万人が使うシステムを開発したり、新しいソリューションを作ったとしても、直接人と関わる機会があまりなく、人の顔が見えにくい仕事です。一方で、福祉の仕事は、目の前にいらっしゃるお年寄りや障がいがある方と直接触れ合い、言葉を交わし合える温かさがあることを、母を通じて感じていました。だからこそ、この世界に入る決断ができたのかなと思っています。
事業の多角化を続ける理由
中小企業として売上や社員数、事業所もそれなりに増えました。事業の幅が広がったのは、特別な事業方針があったわけではなく、25年間少しずつやってきたことが成果につながったのだと思います。
介護・福祉の業界では、3年ごとの法改正で制度が変更され、一般的には報酬が下がっていきます。しかし、弊社ではあまりその影響は感じていません。高齢者介護事業の将来として考えると、人を集めなければいけない事業モデルですし、国の方針どおりに進めていくことや昨今の物価上昇もあり、頑張っても利益率が上がりにくい状況があります。また、社員の採用や育成にも、非常に労力がかかります。その分、しっかりとした育成を行えば、強い組織が作れると思っていますが、どうしても時間がかかってしまいます。以前から高齢者介護事業1本で生き残っていくことは難しいだろうと感じていました。かといって、飲食店などまったく違う事業を始めるとしても、私たちにはそのノウハウがありません。既存事業の強みを生かし、これまでのノウハウや知識で横展開できそうなことはないかと探すなかで、学習塾や清掃業のフランチャイズを検討したこともありました。
自社でフランチャイズ事業を展開
通常、「本部」と「加盟企業」による事業形態を「フランチャイズ」と呼びますが、「リると」では、加盟店さまを“ともに成長し支え合うパートナー”として「フレンドシップパートナー」と呼び、募集を行っています。同じフランチャイズ事業でも、ハウスドゥに比べるとまだまだだと思っていますが、私たちが運営してきた児童デイサービスのノウハウを、志を共有できる方々と一緒に運営していきたいという思いからプロジェクトを立ち上げました。しかし、私たちは営業に強みがある会社ではなく知名度もまだないため、どのようにこのプロジェクトを広めていけばいいのかという課題がありました。そのヒントを得るために、今年開催されたFCショーを見に行きました。異業種も含めて、どのような営業やプロモーションをしているのかを勉強させてもらおうという気持ちからでした。
不動産事業参入への背景
FCショーを見学してきた役員から「不動産業は面白そうです」という報告を受けましたが、不動産業にはブラックな印象を持っていました。また、大きなお金が動くため、「不動産のフランチャイズ」と言われても最初はピンときませんでした。しかし、私たちには介護事業ですでにたくさんの高齢者のお客さまがいます。その方々に不動産の売買という新しいサービスを提案することで、シナジー効果が得られるのではないかと考えました。住まいは、人が生きていくうえで切っても切り離せない大切な要素です。そして不動産は、人生で最も大きな買い物だと思います。不動産業は「お客さまの人生の大切な瞬間に立ち会える仕事」であると感じました。母体事業では、利用者さまから老人ホームへの住み替えや空き家についての相談を受ける機会も多々あります。住まいの悩みを抱える利用者さまに、不動産業を通じて別のサービスを提案できれば、私たちにとってもさらにお客さまと接する機会が増えるのではないかと思えたことが、不動産業参入の決め手になりました。
ハウスドゥ加盟への決め手
ハウスドゥの社員さんたちは、加盟前も今も親身にサポートしてくれています。それが、加盟を決めた理由の1つでもあります。そして、他の加盟店オーナーさまにいただいた言葉も大きなきっかけでした。それは、「元気な会社と組むのが1番よい」という言葉です。ハウスドゥの今の業績や拡大している背景など、私自身が見習いたいと思うところが多いのも決め手になりました。我々も、その仲間になれるのであれば、そのノウハウを学ぶことができると思いました。また、話を聞かせていただいた加盟店さまの店舗は、不動産未経験から参入し、女性の店長さんが全国トップクラスの成績を収めていらっしゃるということで、未経験でそこまでできることがすごいと思いました。そこの社長さまに、No.1の企業と組むことが大事だと教わったときに、自分たちだけが頑張っていても仕方がないので、よいところと組むことが、すごく大事なのかなと改めて感じました。中小企業の自社だけだと、どんなに頑張っても、出店できるのは年に1店舗か2店舗でしょう。しかし、日本各地にはそれぞれの地域に強い企業さまがたくさんいらっしゃるので、そこと組むことができれば可能性は広がると思います。それは、自社で運営している「リると」のフレンドシップパートナー制度も同じで、弊社だけではまったく知らない土地で戦うことは難しく、地域の企業さまとパートナーシップを組むことで、より多くの方々にこのプログラムや想いを届けやすくなりました。「みんなで一緒に広めていこう」という思いで始めたのが「フレンドシップパートナー」の事業であり、これはハウスドゥ事業でも同じことだと感じました。
人材採用・育成について
不動産業に参入するにあたり、経験者の方を採用したほうが確かに即戦力にはなるかもしれません。個人的には経験・未経験問わず、我が社の理念に合致する方と一緒に働きたいと考えています。これはどの事業でも同じですが、不動産業でも「トップセールス」だとか「宅建を持っている」だけではない判断基準で人を選んでいきたいです。不動産に関して、私たちはまだまったくの素人であり、新しく入社した人に教えることは、今すぐにはできません。そこで、私たちの会社で大事にしてきた理念や歴史、北海道での貢献活動、その考え方やあるべき姿などを、入社研修を通して伝えていきたいと考えています。これは介護の仕事でも同じですが、テクニックやスキルだけでは、よいケアにはつながりません。営業も同じで、トークスキルよりも、人と人との触れ合いを大事にしている人が、結果的に利益を上げられる営業になるのではないかと思っています。ハウスドゥの研修も、人間としての土台を大事にした内容のものが多いため、そこで育成できるのではないかと期待しています。東京で2日間の導入研修がありますし、オーナー向けの研修やオンライン研修などのスケジュール表はいただいていますので、私も含めた役員クラスの社員は、セールス研修とオーナー研修を受講しようと考えています。これからスタッフの募集を始める予定でまだ体制も整っていないため、まずはその部分をハウスドゥ本部にサポートしていただけたらと期待しています。
今後の展望
今後は、別会社となる株式会社ファミリーサネストで不動産業を運営していきます。ハウスドゥに加盟し、不動産業に新規参入することを決めたからには、1日でも早く損益分岐点を超えて投資した分を回収したいです。当然、加盟したからといって「おんぶに抱っこ」の状態ではいけないことはわかっています。しかし、まったく知らない業界での挑戦なので、時に励まし、時に厳しくご指導いただければと思います。不動産業参入は、我々にとっても社運をかけた挑戦です。今後どうなるのかはまだわかりませんが、やるからには記録を作れるような、そんな店舗にしていきたいです。そして、業績を上げることはもちろん、社員が活躍できる環境づくりやお客さまに笑顔を提供する。こういったところは、今まで培ってきた高齢者介護事業での経験を生かして、北海道で1番と言われるような会社になりたいと思っています。
新しいことにチャレンジするのは、起業家としてとても大事だと考えています。これから準備をしてのオープンになりますが、ここまではハウスドゥ本部が懇切丁寧にサポートしてくださっていますので、会社にとって明るい未来への発展を実現できるのではないかと期待しています。今後、このように一緒に頑張れる仲間が増えることはとても素晴らしいことです。同じ志を持つ多くの仲間と一緒に仕事ができる環境を作っていきたいです。(2025年5月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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