不動産業界でアドバンテージを得る 広告デザイン制作会社がハウスドゥに加盟するまで
これまでの経験や知見が活きる不動産業界へ
弊社は秋田県を拠点とする広告デザイン会社であり、グラフィックデザインやテレビCMなどの制作を手掛けています。クリエイティブ業界に身を置いておよそ25年が経過しますが、業界の急速な進歩や世代交代を考慮すると、弊社の主軸であるデザイン制作の将来性に対して、不安を抱くようになっていました。
「新しい事業の柱を立てたい」そう思っていた頃、ハウスドゥから加盟に関する案内の電話が。けれど、弊社が不動産事業を始めたら、取引があるハウスビルダーなどの不動産関連会社と競合関係になってしまうかもしれない。その点が気がかりとなり、ハウスドゥからの誘いは一度お断りしました。
一方で、個人的には不動産事業が新しい柱に適当ではないかと考えていました。本業で得たノウハウに加え、これまでの取引先から得てきた不動産業界の知見や知識を活かせそうだと思案していたのです。そこで、取引先の不動産会社の方に相談したところ、思いがけず後押しをいただきました。「やってみたら良いじゃないか」の一言で、懸念が払拭されたことにより、不動産事業をスタートする決意が固まりました。また、以前からお付き合いがある保険会社や住設関連の会社からも「一緒に仕事しよう」と言っていただき、物件を貸してもらうなどサポートいただいています。私個人の人脈だけでなく、この地域で長く事業を継続してきたことも、地元企業からご支援いただける理由の一つなのかもしれません。
始めるならフランチャイズで
ハウスドゥからの電話が不動産事業を検討するきっかけとなったため、「自社でゼロから不動産事業を立ち上げる」という選択肢は最初から考えていませんでした。また、不動産業界の仕組みなどは理解していますが、実際に不動産事業へ着手するとなると話は別です。システムやツールを自社で構築するためのコストやリソースを考えると、フランチャイズへの加盟が妥当だという結論に至りました。別で飲食事業にも携わっているため、フランチャイズ運営に関しての抵抗感はあまりなかったです。
ハウスドゥ加盟のメリットを挙げるなら、研修制度が非常に充実していることでしょう。新規事業をスタートさせるにあたり人材も新しく採用したため、導入研修を活用させてもらいました。
店舗には、不動産業界の未経験者と経験者が在籍しています。SV(スーパーバイザー)からは、業界の固定観念がない未経験者の採用を勧められていました。しかし、経営者の私を含め不動産未経験者だけだと、運営は成り立たなくなる。そのため、経験者もバランスよく迎え入れる判断をしました。もちろん未経験者と同様に、ハウスドゥのノウハウを実践するよう指導しています。
自社の強みでアドバンテージを得る
秋田県では、少子高齢化とそれに伴う人口減少が顕著です。そのような環境下で、弊社が今後も持続的に事業を展開していくためには、集客がますます重要になるでしょう。そこで、弊社の本業で培ったデザイン制作力を発揮し、広告展開で他社不動産の店舗との差別化を図りたいと考えています。広告がどれだけ世間に露出し、多くの人々の目に触れるか。その重要性を理解し、自社で取り組める点は弊社の大きな強みだと自負しています。一方で、物件を宣伝するチラシの制作はハウスドゥが提携する企業に依頼し、できた時間をSNS運用などに充てていく方針です。
現在はようやく契約ができるようになってきた段階です。まだ契約件数の大幅な増加を見込めるまでには至っていませんが、SVとも話していた通り、今後は地域No.1の店舗になることを目指します。そして先ほど話した我々の強みを活かして、誰もが知っている会社へ成長できればと思っています。(2025年3月取材)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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