5年越しで加盟を決断した今 飲食業界から踏み出した不動産フランチャイズの道
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始まりは不動産業界、そして飲食業界に飛びこみ独立へ
私は大学卒業後、大阪を拠点とするマンションの買取再販会社に就職し、約1年半勤めていました。転機となったのは、学生時代に働いていた飲食店の上司からのお誘いでした。大手飲食企業で働くその上司は独立を志しており、「社員を1人連れて独立すること」という、社内独立支援制度の条件に合うパートナーを探しておられました。そして、「自分が働く飲食企業へ入社しないか」とお声掛けいただいたのです。しかし、私がその企業へ転職して約2ヶ月後、なんとその方が退職してしまいました。転職のきっかけとなった理由がなくなり、これからどうしたものかと考えた末、自ら独立を目指すことにしました。本部の立場から店舗開発やフランチャイズ運営などにも携わり、約15年にわたり勤務しました。その後、企業から店舗を借りて独立し、弊社を設立することになったのです。
もともと行なっていた仕事での独立ということもあり、独立当初は順調でした。しかし、新型コロナウイルスの流行も相まって、徐々に状況は悪化。そこで、前職での店舗開発業務を通じて築いてきた地元の不動産業者とのパイプを活かし、テナント物件の仲介事業をスタートさせました。そちらは一定の成果はありましたが、新型コロナウイルスの流行以降、飲食店やスーパーの出店は少なくなっています。「このままでは厳しいかもしれない」と感じていた頃、ハウスドゥが気になり始めました。
加盟へと導いたのは、かつての仲間の活躍
加盟の約5年前、ちょうど独立から1年が経ち、次の店舗を出店できる程度の資金が貯まっていました。その頃、飲食店の増店か、新卒時に経験し関心のあった不動産事業への参入か、資金の使い道を検討しており、ハウスドゥの担当者と面談させていただいたことがあります。しかし、その時にはコスト面で躊躇してしまい、加盟には至りませんでした。
それから数年後、ふとハウスドゥのことが気になり、改めて検索してみました。すると、過去に同じ会社で働いていた方が、ハウスドゥ加盟企業のオーナーとして講演されている動画を見つけました。その好調ぶりを目にし、「こうしちゃいられない」と、以前面談を担当していただいた方へ連絡し、すぐに加盟契約を結びました。
最初からハウスドゥ1本に絞っていたわけではなく、賃貸・売買を問わず、さまざまな企業の不動産フランチャイズを検討していました。そんななかで、先ほど触れた元同僚の講演動画をきっかけに、加盟を決断しました。とはいえ、5年前に一度検討していたこと、そしてその当時から現在に至るまでの成長ぶりが目覚ましかったことも、やはりハウスドゥを選ぶ大きな決め手でした。
もともとハウスドゥの存在は、前職でフランチャイズ運営本部に在籍していた頃から知っていました。フランチャイズ・ショーなどの外部イベントに参加した際にもハウスドゥが出展しており、非常に勢いがあると感じていたのです。また、各社のフランチャイズ情報を取り上げるYouTube動画でもハウスドゥが高く評価されていたため、以前から少々気になっていた部分もありましたね。
フランチャイズ加盟のアドバンテージ
元同僚も講演で語っていたとおり、不動産事業がしっかりと組織化されている点は、フランチャイズの大きな強みです。そしてそれこそが、私が不動産事業でフランチャイズを活用しようと決断した理由でもあります。新卒で入社した会社は、昔ながらの「先輩について仕事を覚える」といった風潮が根強く、成長を実感できずに伸び悩んだ経験があります。その点、フランチャイズを活用すれば、確立されたチームビルディングや人材育成の仕組みを享受できると考えました。実際、ハウスドゥに加盟してみて、不動産業界のノウハウがしっかりと言語化されていることから、加盟して本当によかったと実感しています。
店舗オープンまでの道のりと現在
昨年に店舗がオープンし、現在は私とサポート1名の2名体制で運営しています。将来の規模拡大を見据え、迅速に採用を進めたいと考えています。ある程度スタートダッシュを切るためにも、ハウスドゥのやり方を理解し、踏襲してくれる方であれば、不動産業界の経験者を積極的に採用する方針です。ただ、未経験者にも、これまでの経験値がないからこその柔軟な発想や可能性があると考えており、あまり採用基準を絞りすぎないように意識しています。
店舗については、幸運にも希望していた物件を確保することができました。実を言うと、その物件はずっと空いておらず、仕方なく別の物件で内見を依頼していました。ところが、内見当日の朝に再度確認してみると、本命の物件が再募集されていたのです。内見はせず、即決で契約しました。ハウスドゥの新規物件チェックのように、日々の情報確認の重要性を改めて実感した出来事でした。
オープン当初は、使用するシステムの操作方法や、反響メール・電話への対応に右往左往していました。担当のSV(スーパーバイザー)に「どうしたらいいですか」とたびたび相談し、事細かに教えていただく日々でした。現在では、預かり物件15件のうち3~4件が商談につながるペースで進んでいます。
SVとの絆が生み出した成果
ハウスドゥに加盟してよかったと感じる最大のポイントは、SVの存在です。
店舗オープンの約1週間前、これまで経験のなかった「売りの仲介」にも取り組みたいとSVに相談しました。買いの仲介だけでは、お客さまの母数を増やすには限界がある。であれば、ハウスドゥのブランド力を活かせる「売りの仲介」が有利だと判断したからです。私の考えをSVは快く受け入れてくださり、「こういうふうにやってみたらどうか」と実践的なアドバイスもいただきました。その結果、オープン当初から良い物件を預かることができ、順調にスタートダッシュを切ることができました。
また、大手企業を含む他3社とマンション物件の預かりを競ったことがあります。査定額が1番低かったにも関わらず、お客さまは私たちを選んでくれました。SVからは「このタイミングで手紙を書きましょう」「こうしてお客さまの心のカギを開けていってください」と、具体的かつ丁寧なご指導をいただき、そのおかげでお客さまの信頼を得ることができたのだと思います。
狙うは『事業の二極化』
まず目指しているのは、安定して収益を生み出せる体制づくりからだと考えています。現状は私のマンパワーで運営しているため、ハウスドゥが掲げる「あるべき状態」を目標に、店舗を適正に管理できる体制を整えていきたいです。もう1つの目標は「目指せ、月商1,000万円」。せっかくフランチャイズに加盟しているのだから、それくらいは目指していきたいですね。
もちろん、多店舗展開も視野に入れています。ただ、どちらかというとリフォームなども含め、ワンストップで対応できる「住宅情報モール」のような大型店舗を構えたいと思っています。その大きな店舗を拠点として、複数の店舗をどのように展開していくか。そこが今後の課題ですね。
弊社としては、事業の多角化を積極的に進める方針ではありません。小規模に展開している飲食・流通・小売り事業では、小さいながらも日々安定した収益を生み出しています。一方、不動産事業は毎日ではなくとも、一度に大きな収益を得られるのが特徴です。このように収益化のスタイルが異なる2つの事業を掛け合わせることで、事業基盤の強化を図っていきたいと考えています。
ハウスドゥと、これから加盟を検討される企業さまへ
まずは、ハウスドゥが掲げる国内1,000店舗オープンの達成に期待しています。「数は力」という言葉どおり、私たちの近しい方々にも加盟を呼びかけられればと思います。そして、不動産業界におけるハウスドゥのポジションをさらに高められれば、業界をより明るく、健全なものへと変えていけるのではないでしょうか。
前職の企業と同様に、ハウスドゥは代表が一代で築き上げたグループです。そのため、創業者の理念が組織の隅々まで浸透していると感じます。どのSVに質問しても「お客さま第一の業界にしたい」という答えが返ってきます。他社のフランチャイズと比較しても、この点は非常に好感が持て、信頼できるポイントでもあります。
最初の面談から5年経ってスタートした今、「5年前に始めておけばよかった」と思ってしまいます。加盟を検討されている企業さまには、「資金と人材が揃っていて、業界を変えたいという想いがあるなら、早めに決断するべきだ」と強くお伝えしたいですね。(2025年3月取材)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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