売買部門強化で売上34倍&管理戸数+3,800戸 賃貸業との抜群のシナジーが実現した成長のプロセスとは?
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ドットコム不動産株式会社について
私は現在、56歳になります。不動産業界に入ったのは、31歳のときに知人の不動産会社へ入社したのが始まりでした。そこで5年間経験を積んだのち、36歳で地元へ戻り独立開業。ハウスドゥには、開業から5年目のタイミングで加盟し、現在で16年目を迎えます。当初は賃貸と管理の2事業のみでしたが、ハウスドゥに加盟したことで、売買も大きな事業の柱となりました。現在の店舗展開は、売買店舗が帯広市内に2店舗、福井に1店舗、そして賃貸関連では、道内に数店舗展開し、賃貸管理の会社も運営しています。加盟当初の売上は約5,000万円でしたが、現在は17億円へと成長。管理戸数も300室弱から3,800室超へと拡大しました。これらはハウスドゥに加盟した成果だと思います。
店舗紹介
弊社が営業する帯広市の商圏は約8万世帯、人口は約16万人。不動産業の競合は約300社にのぼり、大手から地場業者まで多様な企業が存在します。仲介単価は約68万円で、中古物件では1,000万~2,000万円の価格帯で流通する市場です。帯広市は北海道のほぼ真ん中に位置し「ハウスドゥ 帯広」は視認性の高い角地に立地しています。5年前までは別の場所に店舗を構えていましたが、他のハウスドゥ加盟店さまからの助言もあり、業績向上を目的に移転を決断し、現在の立地で営業を続けています。私はオーナーとして経営に携わり、社長職は別の者が務めています。その者はもともとドコモショップの営業担当でしたが、その卓越した営業力に一目惚れし、入社を打診しました。現在、営業は3名体制で、中心となるのが店長・世嘉良。若さと熱意を兼ね備えている人材で安心して任せています。また、自衛官を55歳で退職後に入社したスタッフは、ハウスドゥの研修を経てわずか3カ月で契約を獲得し、すでに活躍中です。さらに、設計事務所の事務職出身者も研修を受け、短期間で営業スキルを習得しました。不動産業は経験よりも誠実さと適切な教育が重要だと、彼らの姿から実感しています。契約数増加に伴い、サポートスタッフ2名も配置し営業を支えてもらっています。
ハウスドゥに加盟した背景
私はもともと一人で創業し、創業5年目には社員が4名となりました。しかし、当時の主力である不動産賃貸業だけでは十分な収益を得られず、もともとエンジニアだったことを活かし、ホームページ制作やシステム開発などと並行して事業を続けていました。当時の売上は5,900万円でしたが、なかなか業績は伸びませんでした。賃貸業を続ける中で売買の相談を受けることも増えましたが、知識がなかったため、売買に強い不動産会社さまにご紹介し、紹介料を得るかたちを取っていました。ただ、売買は手数料が大きく、自社でも将来的に取り組みたいと考えるようになりました。また、独立前にお世話になった会社さまがフランチャイズに加盟していたため、フランチャイズという仕組みのメリットも知っており、売買特化のフランチャイズを探していました。そんな折にハウスドゥのことを知り、札幌での加盟店セミナーに参加。これは良いと確信し、加盟を決意しました。
当時はハウスドゥの知名度はまだ高くなく、不安もありました。しかし、教育システムがしっかりしており、まさに私たちが求めていた「売買を学べるフランチャイズ」でした。現在はさらに進化していると実感しています。私の会社では、ほぼ3年未満の若手スタッフが中心ですが、この教育システムのおかげもあり短期間で成長を遂げています。また、ハウスドゥは営業のモチベーションを高めるイベントが多く、加盟店同士の交流の機会も豊富なので、単なるフランチャイズ本部ではなく、加盟店同士をつなげ、ともに成長できる環境を提供してくれていると感じています。
加盟16年目の現状と業績推移
弊社は、親会社である株式会社ドットコムホールディングスを中心に、賃貸、売買、賃貸管理、司法書士、清掃、ポスティングの事業を行う6社がグループとして連携しています。先述した通り、もともとは賃貸と賃貸管理のみを手がけていましたが、ハウスドゥへの加盟を機に売買事業をスタート。その結果、売上は約5億円規模にまで拡大し、事業ごとの分社化を進め、それぞれに社長を任命する体制を整えました。
売買事業の成長とともに、新たに司法書士、清掃、ポスティング事業の法人を設立しました。特に司法書士事業では、法務局を退職した有資格者を迎え入れ、売買仲介に必要なサービスを提供しています。また、ポスティング事業はハウスドゥの強みである集客力を最大限に活用するために組織化しました。清掃事業は賃貸・売買両方のニーズに応えるかたちで独立運営しています。冒頭でも触れましたが、具体的な業績推移としては、加盟当初約300戸だった管理物件数は着実に増え、現在は3,800戸にまで拡大しました。売上は、当初の5,000万円から17億円まで伸び、34倍に成長しました。その要因は「管理部門の強化」にあります。管理物件数の増加が売上向上へと直結し、今後もさらなる発展が見込まれます。
賃貸仲介・管理会社が売買仲介をやる意味
現在、賃貸ビジネスを取り巻く環境は厳しさを増しており、とりわけ郊外エリアでは人口減少の影響により、事業の成長に不安を感じている企業も多いのではないでしょうか。そうした時代において、事業拡大や経営の安定のために新たな事業の柱を築くことが不可欠になっています。私たちは売買仲介に興味を持ち、ハウスドゥに加盟してゼロから学ぶことでスタートしましたが、結果的に売買事業は大きく成長し、今では会社を支える重要な柱となっています。現在、売買仲介を手がけていない賃貸仲介・管理会社の皆さまにとっても、早い段階で売買事業に取り組む価値は十分にあると確信しています。その最大の理由は、賃貸仲介・管理事業と売買仲介事業の相性の良さにあります。まず、賃貸仲介会社はすでに売買の見込み顧客を確保している状態と言えます。賃貸物件に居住されるお客さまの多くは、将来的にマイホームの購入を検討するため、長期的な顧客基盤を築きやすいのです。また管理会社にとっても売買仲介は非常に親和性が高い事業です。管理会社はアパートのオーナーさまや地主さまとすでに密接な関係を築いており、日常的なコミュニケーションの中で自然に売買の相談を受けることができます。特にアパートオーナーさまが、2棟目、3棟目の購入をご検討される場合、管理会社がその情報をいち早くキャッチできる立場にあります。一方、売買専門の会社がオーナーさまに接触しようとしても警戒されてしまい、信頼関係を築くのが難しいと思います。その点、すでに管理業務を通じて信頼を得ている管理会社であれば、売買仲介へとスムーズに展開できる可能性が高いのです。
このように、賃貸仲介会社・管理会社は売買仲介事業を行う上で非常に有利なポジションにあります。一度本格的に取り組めば、大きな成長を遂げる可能性を秘めています。私自身の経験からも、賃貸仲介・管理を手がける会社が売買仲介を始めることで、売買事業の成長だけでなく、母体事業の業績向上にもつながることを実感しています。売買仲介の導入は、単に事業の多角化にとどまらず、企業の持続的成長を支える強力な武器となるのです。そのため、売買仲介を事業化する意義は極めて大きく、可能な限り早く取り組むべきだと考えています。
なぜハウスドゥへの加盟が必要なのか?
売買仲介事業を始めるにあたり、まず社内にスタッフを配置して営業を開始しますが、最も重要なのは「いかに継続的にお客さまを引き寄せるか」です。多くの場合、一般の顧客がなかなか来店されず、集客のためにかなりの広告費が必要となります。その際に自社で広告を打つよりも、フランチャイズに加盟する方が費用対効果が高いと私は考えています。ハウスドゥは全国的なCMや、同じ看板を掲げる仲間たちとの連携により、集客力が非常に強いです。これこそ、フランチャイズならではの特長です。また他の加盟店さまからの紹介も多くあり、これもフランチャイズならではのメリットです。さらに道内よりも道外からの来店客の方が「ハウスドゥを知っていたから来ました」とおっしゃる方が多い印象です。新たに事業を展開する際、ハウスドゥは欠かせない存在であり、その重要性は加盟して初めて実感しました。
売買仲介があるから管理戸数が増える
次に「売買仲介があることで管理戸数が増える」というテーマについてお話しします。まず、売買仲介の現場で感じた意外な発見について触れます。私自身、売買を担当するまでは、アパートの売買は賃貸管理会社や賃貸仲介会社がオーナーさまとの関係が深いため、そういった会社に相談が集中すると考えていました。そのため、ハウスドゥにはアパートの売買に関する相談があまり来ないのではないかと先入観を持っていました。しかし、実際にハウスドゥで業務を進める中で、そうとは限らないことに気づきました。例えば「このアパートを売却すると、どのくらいの価格になるか」「相続でアパートを引き継いだけれど、売却できるだろうか」といった相談が意外にも多く寄せられることに気づいたのです。さらに、弊社では売買仲介を進める中で、建売事業にも着手しましたが、建売事業で最も重要なのは「良い土地を確保すること」です。賃貸管理会社が優良な土地を買い取るケースもありますが、売買専門の店舗と比較すると、その機会は圧倒的に少ないのが現状です。弊社では、売買仲介を行う中で毎月のように優良な売却情報が寄せられます。その結果、小規模な土地には戸建て建売を、大規模な土地にはアパート建売を行うことで、効果的な土地活用が可能になりました。そして、アパートを建築すれば、その分の管理戸数も増えるため、自然と管理業務の拡大につながるのです。
看板戦略による売却依頼の増加
弊社は徹底した看板戦略により、売却依頼の増加を図っています。アパートの建売時に一度その物件は弊社が所有するため、自由に看板を設置できる点を活かし、ハウスドゥのイメージキャラクター・古田敦也さんの大型看板を掲げ、視認性を高める戦略を採用しました。これにより、市内のハウスドゥの看板が着実に増え、認知度向上とともに営業1人当たりの受託件数が増加。お客さまの不動産会社に対する心理的な垣根が下がり、問い合わせがしやすくなったと考えています。この戦略は広告効果だけでなく、フランチャイズの強みを活かしたブランディングにもつながります。
ハウスドゥの活用方法
これまではハウスドゥに加盟し、売買仲介をすることで管理戸数や売上を伸ばしたという話をしてきましたが、実際にハウスドゥをどのように活用してきたのかをお伝えします。最大のメリットは、会社として「売買を本格的に始める」とスタッフに明確に意思表示できる点です。売買部門を形だけ作る会社もありますが、スタッフのモチベーションや学びの環境が整わなければ成果は出にくいものです。ハウスドゥであれば、確立されたノウハウと教育体制のもと、確実にスタートを切れます。独自のやり方で手探り状態から始めるのとは大きく異なり、成功への道筋が明確になります。そうした意味でも、加盟は非常に有効な選択肢と言えるでしょう。
加盟店同士のつながり
ハウスドゥでは、加盟店同士の紹介案件が非常に多く発生しています。直近の事例では、全国展開する法人の案件を、関東で窓口担当されている千葉県の加盟店さまから北海道で同様の取引が発生した際に紹介を受け、大きなビジネスにつながりました。また、ハウスドゥでは加盟店同士の結束を深めるイベントが多く開催されており、異なるエリアの加盟店同士が自然とつながることができます。その結果、物件情報が共有されやすく、信頼できる加盟店間での紹介が生まれやすい仕組みになっています。さらにハウスドゥは700を超える加盟店舗数であり、多様な経営者さまが集まっています。イベントなどを通じて、他の加盟店さまの取り組みや業績向上の事例を直接学べるのは大きなメリットです。成功事例を肌で感じることで、自社のモチベーション向上にもつながります。「これは難しい」と思っていたことでも、同規模の加盟店さまが成功しているのを目の当たりにすると「自分たちにもできるのでは」と意識が変わります。こうして基準が高まり、成長できるのもフランチャイズの魅力です。
ハウスドゥが実施する大きなイベントの一つに「ハウスドゥ全国FC大会」があります。これもスタッフのモチベーション向上に直結します。経営者が業績向上を指示するよりも、こうした本部主催のイベントにスタッフが参加し「次こそ一番になる」「壇上に上がる」と自ら意欲を持つことが理想的です。また成功事例を共有する「全国成功事例共有会」や店長同士の交流を深める「店長の会」においても、地域ごとの情報交換が活発に行われています。さらに、本部主催の海外視察ツアーや、オーナー持株会の集まりなどもあり、有益な交流が図られています。
さらに、ハウスドゥでは毎月全国の営業の業績発表が行われます。学校の成績表のように「今月10位なら来月はもっと上へ」「1位を取れたら嬉しい」と、自然とモチベーションが高まります。
私たちも毎月この発表を目標にし、スタッフの成長を実感できる場となっています。こうした全国規模の競争と刺激を得られるのは、ハウスドゥのフランチャイズならではの魅力です。
異業種の加盟店との連携
ハウスドゥには、異業種からの不動産業界へ参入されるケースが多く、多様な業種の加盟店さまが存在します。そのため、私自身も業務を進める中で他業界の知識が必要になった際、加盟店同士で学び合う機会が多くあります。最近、そのメリットを強く実感する出来事がありました。取引先の建築会社さまが木材の仕入れに苦しんでいたのですが、ちょうど北海道の加盟店さまに木材業を営む会社があり、相談したところすぐに木材を手配してくれました。これがなければ、弊社が紹介した一戸建てやアパートの建築に大きな支障が出るところでした。こうした異業種間のつながりは、通常のビジネスではなかなか得られません。しかし、ハウスドゥには多様な業種の加盟店さまが集まり、互いに協力し合う文化が根付いています。
人材採用から育成まで
人材採用に苦労しているのは、私だけではないはずです。特に郊外では採用が難しく、私も悩んでいました。しかし、ハウスドゥの名前で募集すると、個人で募集するよりも圧倒的に応募数が増えました。さらにハウスドゥでは、独自の適性検査を用意しています。約250問から成る診断テストを通じて、不動産業界への適性を判断できる仕組みです。適性の低い方は採用を見送ることで、定着率の向上にもつながっています。私も以前は「性格が良さそう」「営業向きの印象」といった感覚で採用していましたが、思うように定着しないことが多々ありました。しかし、この適性検査を導入してからは、採用した人材が長く働いてくれるようになりました。もちろん、適性検査だけですべてを決めるわけではありません。人間性を重視しつつ、ハウスドゥの研修を活用し、しっかり育成することで、一人前のスタッフへと成長させています。加盟当初は5名ほどの小規模な組織でしたが、現在では62名まで増加しました。こうした仕組みを活用することで、優秀な人材を確保し、長く働いてもらえる体制が整っています。
SVによるサポート
ハウスドゥでは、店舗をサポートするSV(スーパーバイザー)が店舗を訪問し、全国の成功事例や店舗での気づきを提供してくれます。このシステムは非常に有益で、加盟後には担当のSVがつき、さまざまなサポートを受けられます。業務でわからないことがあれば親身に教えてくれ、さらに必要な情報や専門知識を持つスタッフを紹介してくれるなど、非常に活用しやすい環境が整っています。
各種営業ツール
ハウスドゥでは、営業ツールが非常に充実しています。これにより経験の浅いスタッフでも効率よく契約を取ることができるシステムが整っています。これらを自社独自で同じものを作るとなると高額な費用がかかり、難しいことが多いのですが、非常に使い勝手が良く実用的です。さらに査定ツールも充実しており、物件査定を依頼された際、営業は手ぶらで行くのではなく ツールに情報を入力することで、自動的に詳細な査定結果が作成されます。特に不動産業界の経験がない方が査定依頼を受けて媒介契約を取る際に、このツールは非常に強力なサポートとなります。
チラシ集客
ハウスドゥはチラシ集客に非常に強みを持っており、効果的なノウハウも提供しています。私たちが加盟した当初は、まだ古田さんがイメージキャラクターに起用されていませんでした。しかし、古田さんの画像がチラシに使用されるようになった途端、反響が全く違いました。この効果を目の当たりにして、チラシの重要性を強く実感しました。イメージキャラクターの有無で集客の効果は大きく異なるので、ハウスドゥに加盟する意味があると感じています。現在、私たちは月に1万5,000枚から2万枚のチラシをポスティングしています。当初はスタッフがポスティングを担当していましたが、その後は専任のポスティング会社を立ち上げました。今では専門のスタッフがポスティングを担当しています。また、地元の新聞社とも提携し、ハウスドゥのチラシを地元のフリーペーパーやスーパーのチラシに一緒に挟んで配布もしています。ハウスドゥのチラシ集客は非常に得意分野ですので、加盟後にはそのノウハウを活用し、ぜひ集客に役立てていただきたいと思います。
加盟を検討する企業へのアドバイス
私は不動産売買を学ぶためにハウスドゥに加盟し、気づけば16年が経ちました。もし売買仲介を事業の柱にしたいと考えているなら、迷わず加盟をおすすめします。その最大の理由は「業界での信頼」です。全国で700店舗を超えているフランチャイズの後ろ盾があることで、競争の激しい市場でも確かな立場を築けます。私自身、加盟前は地域特有の業界序列に悩みましたが、ハウスドゥの看板を掲げたことで状況は一変しました。独立や事業拡大もスムーズになるでしょう。
ただし、フランチャイズは「売上を勝手に伸ばす仕組み」というわけではありません。成功の鍵は、加盟された方の意欲と努力です。本気で事業を成長させたい方にとっては、ハウスドゥは最適なツールとなります。また、賃貸管理会社にとって売買の強化は業績向上の近道です。その最良の手段がハウスドゥへの加盟だと確信しています。同じ看板を掲げる仲間とのネットワークも大きな強みとなるでしょう。ぜひ加盟を検討してみてください。(2025年3月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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