未経験から加盟後、半年で快進撃! ハウスドゥを活用し年間粗利1億円を狙う成長戦略
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株式会社ハウス不動産情報について
母体である株式会社MEDLは2016年に創業し、当初はホテルの運営や清掃業務を展開しておりました。2019年に大阪でホテルが過剰に建設され、宿泊単価が下落。それに伴って売上も徐々に減少したため、このままホテル運営をやり続けるのは難しいと思いました。そこで、ホテルの運営自体はフェードアウトし、譲渡できる物件を売却しつつ清掃事業の規模を拡大しました。そこでちょうどコロナ禍が到来し、宿泊業界が大打撃をうけたので、ホテル運営を減らしたおかげで助かった感じです。コロナ禍が本格化する頃には、8割くらいは清掃の方にシフトしていました。私はホテル運営の担当で、清掃の担当は別におり、手が空いたこともあって違う事業にも視野を広げよう思いました。ちょうどそのタイミングで建築会社のM&Aをした感じです。不動産業については、もともと不動産が好きだったこともあり、いつか不動産事業をやりたいと考えていました。そこでハウスドゥの広告がたまたま目に入り、資料請求をしてみました。その後、営業の方に来ていただいて、お話をする中で「これならいけるかな」という感じで加盟しようと決心しました。営業の方には大変わかりやすく説明していただいたので、その場で決めた感じです。加盟後、不動産事業をするために立ち上げたのが株式会社ハウス不動産情報です。
数ある不動産FCからハウスドゥを選んだ理由は?
他社のフランチャイズは一切検討していません。1番の決め手となったのは、まずハウスドゥのロゴが好印象だったことです。妙に派手というわけでもなく、万人受けする感じが気に入りました。2番目に決め手になったのは、ハウスドゥは未経験からの参入が多いということですね。基本的にはその2点です。建築会社はM&Aをしましたが、ご縁があれば不動産会社もM&Aで購入していた可能性はありました。不動産業はどちらにしてもやりたかったので、M&Aかフランチャイズかの2択でした。最初から自社ブランドのみで1からやるということは考えていませんでしたね。M&Aで、ある程度知名度があり、売上があがっている会社を購入するか、フランチャイズに加盟して看板をお借りして始めるか。どちらかというと1から作っていくというよりは、ある程度ブランド力とノウハウが備わった状態でスタートをしたかったのです。最初は費用をかけた方が結果として早期に立ち上げが叶うと思いました。不動産会社だと、社長さまの人脈などで時間をかければ無名のブランドで成り立たせるとは可能なのかもしれませんが、ブランドを借りない「島田不動産」と「ハウスドゥ」では全然違います。未経験のスタッフを雇った場合、1から教育することを考えても特にスタート時はやりやすさが全く違うと思います。どうせやるならある程度の規模でやりたかったので、あまりフランチャイズの初期費用や月々の費用は高いと感じませんでした。
新規事業への挑戦に対する不安は?
未経験の事業に乗り出すことに関して、特に不安というものはありませんでした。ただ数字の部分では、最初はどうしても不透明な部分がありました。例えばポータルサイトや一括査定サイトに物件情報を掲載してからの反響率や店舗としての目標、新たに雇う方も含めて最低限達成しないといけないラインというものが不明確でした。どこを目標にすれば最低限これくらいは売上が見込めるだろうとか、そういった部分が手探りだったと思います。これは地域によっても違ってくると思いますが、今では社員とも話し合って目標を決めています。
オープンまでのご苦労は?
正直そこまで苦労はなかったと思いますが、あえて言うなら求人です。2番目に店舗探しですね。ハウスドゥのシステムがあって、やることも決まっていたので、自社だけでやるよりかなり楽だったと思います。それもやはりフランチャイズの強みだと思います。オープン前はSV(スーパーバイザー)さんに本当によくフォローしていただき、全く問題なく進めることができたと思います。
オープン後のご苦労は?またそこから脱出した転換期は?
オープン当初は正直なところ苦労はしました。1月にオープンして3月までは利益はほとんどなく、固定費も掛かりました。4月に入って売上が多少上がったくらいです。数字だけを見ると芳しくはありませんが、3月くらいにやり方がわかってきました。先ほども少し触れましたが、それまで模索していた目標値が見えてきた感じです。そこから徐々に売上もあがり、6月からは700万円くらいの利益をあげました。それまでのほぼ10倍です。7月も同じような感じで、8月は仲介だと850万円くらい、さらに買取再販も決まりましたので、それでプラス400万円の粗利になりました。固定費は月で約300万円くらいなので、仲介だけでも毎月300万円以上は残せる状態です。主に売上につながっているのはポータルサイトからの買い反響と、一括査定サイトからの売り反響です。その中でも買いのお客さまの方が売上に繋がるスパンはかなり短いと思います。決済にいたるまで大体1ヶ月~3ヶ月といった感じです。売りのお客さまに関しては、決済までにやはり3ヶ月から7ヶ月弱はかかると思います。オープン当初は買いも売りも両方やった方が売上は安定すると思います。買いも売りもどれだけの反響をとれば、今の4人の固定費をまかなえるのかという数字を3月ぐらいにある程度はじき出せたというのは大きいと思います。売りであれば、大体何件の反響があればこれぐらいの成約に持っていけるという数字をはじき出した感じです。反響数とあわせて、当時特に意識していたのはそこからのアポ件数です。初心者だけでやっていたので、どうしても成約率に関しては人それぞれの能力差があります。それを理解したうえで、最低これくらいのアポ件数があればどんな素人でも1件は成約を獲れるだろうという計算です。やはり目標値があるかないかで全然違います。何件決まるか予測もつかないと、広告費をかけられないオーナーさまもいらっしゃると思います。まず広告費をかけないと売上はあがりません。数字が見えていれば広告費をかけていけると思います。地域ごとに目標値は変わると思いますが、その指標が私は初めてでしたので、ポータルサイトや一括査定サイトの担当者に聞きながら自分たちでも決めていったという感じです。
将来的に増店は視野に入れていますが、今後2店舗目をオープンすると、4ヶ月目から売上をあげていくことは可能かと思います。現在の人員体制は営業2名、事務2名ですが、まずは営業10名体制でいきたいです。それが1店舗で10名か2店舗で10名かはこれから考えていこうと思います。最終的には50人ぐらいにはしたいですね。
ハウスドゥに加盟して感じるメリットは?
やはりネームバリューです。大阪には大手を含め多くの競合がいますが、ネームバリューとしてまず負けてない、対等の立場ではあると思います。それがもし「島田不動産」だと、まずは土台に乗るところから営業をスタートをしなくてはなりません。ハウスドゥの看板のおかげですぐに勝てるとまでは言えませんが、同じ土台で勝負ができるということです。その中でロゴが弱いと感じたことはありませんし、あとはハウスドゥといえばイメージキャラクターの古田敦也さんという印象を持たれている方も結構いらっしゃいます。
人材面に関してはいかがでしょうか?
ハウスドゥに加盟した理由でもありますが、未経験の方でもできるというのが大きかったです。あとエース社員の育成についてはあまり意識せず、いれば尚良しといった感じでとらえています。未経験でもやる気があって素直な方はちゃんとやれば実際に売上目標を達成できていますし、そこをすごく重視しています。
先ほど申し上げた数字の部分に戻りますが、数字が見え出してから社員とも目標を共有しています。新たに人を採用した場合、まずはハウスドゥで基礎研修を受けさせていただきますが、これは大きいと思います。そこから営業を開始する段階で、すでに数字の目標が決まっているので、それを達成できれば売上が絶対に上がるといった流れになっていると思います。本当に不動産業未経験でもある程度営業経験があれば、やりやすいのではないかと感じています。どうしても不動産営業なので、気持ちの強さなどは必要ですが、それらはハウスドゥの適性検査で人材の適性度が測れていると思います。この適性検査は本当にすごくいいです。これで引っかかったら絶対に採用はしていません。精度は高いと思っていて、弊社が求める人物像の方が採用にいたっています。不動産営業の適性検査としてはかなりいいです。看板の次くらいに重要視しています。これから10人、20人と採用をしていく中で必要です。これはハウスドゥに加盟しないと使えないですしね。他にも適性検査はありますが、ハウスドゥの適性検査は不動産業に特化した形にはなっていますので、すごくいいと思います。またハウスドゥのブランドで求職者が安心して応募が増えているという実感はすごくあります。今の優秀な社員はそれで応募してきていると思います。
あと研修に関しては、何を教えればいいかもわからない中で、教育の手間がすごく省けていると思うのと、しっかりした会社であることを社員に示すことができると思います。それを本部の方がやっていただけるので助かります。働く人のモチベーションとか最低限のことはそこで学んできていただけています。非常に助かりますよね。
ハウスドゥに期待することは?
今でも知名度はありますが、やはりテレビCMとかもっとやっていただきたいですね。あと近くに別のハウスドゥの店舗ができたらどうしようかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろたくさん店舗を出していただく方がハウスドゥの認知度が強化されると思います。そもそも売上をあげて損益分岐点を超えていける会社であれば問題はないと思います。あまりにも商圏を削り合うような、近すぎるところに出店されると考えものかもしれませんが、店舗が増えた方が知名度が向上し、むしろやりやすくなると思いますね。
今後の展望は?
売買仲介で、将来的には年間で1億円の粗利を目指しています。そのためにも仲介とあわせて買取再販もしていこうかと思います。内訳としては仲介で最低でも5割はとっていきたいです。理想は7割くらいの利益を上げたいですが。そのために、1人あたりの100万円/月の利益をあげるとしてスタッフが7人ぐらいいると思います。そこに買取再販も考えたら8人ぐらいは必要ですね。利益をそれくらいはあげていきたいと考えています。1店舗でいけるのか、2店舗出した方が早いのかというのはあと半年~1年以内に考えていきながら、やっていこうと思います。(2024年9月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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