大手飲食系FC出身者が不動産業に参入 FCのメリットを熟知したオーナーさまの展望とは
Contents
株式会社FFF(スリーエフ)とは
弊社は2011年に設立し、大手飲食系フランチャイズに加盟し事業展開をしてきました。私自身、学生時代から起業を目指しており、飲食店でアルバイトをしていた経験から飲食業界での起業を視野に入れていました。就職活動の際に、フランチャイズを通じた独立制度を持つ企業を探し、最終的に入社した大手飲食会社では、社員として数年間働くと「のれん分け」の形式で独立できるシステムがありました。数年後に、無事に独立してお店を出店し、現在で13年目を迎えています。飲食業では、今後も多店舗展開を目指しており、一時はコロナ禍で縮小した事業規模を再び拡大していきたいと考えています。
新規事業を考えたきっかけは?
コロナ禍の影響を大きく受けたことから、新規事業の必要性を感じました。当時、5店舗の飲食店は営業が困難だったため、テイクアウトを始めましたが、それにも流行り廃りがあります。店を全て閉めて集中してやりましたが、結局は上手くいきませんでした。そこで、飲食とは全く別の新規事業に挑戦していきたいと考えました。根本的に違う畑で始めたいといった感じです。弊社は、人々の「衣・食・住」を豊かに彩りたいという思いから設立をしたということもあり、もともと不動産業にも興味はありました。新規事業の立ち上げを考えた中で、ハウスドゥから不動産事業のお話をいただいたというのも、経営目的と合致していてご縁なのかなと思いましたね。
ハウスドゥを選んだ理由は?
不動産業に関して知識が何もなかったので、自社だけで始めるという選択肢はありませんでした。飲食業ではフランチャイズで展開してきたこともあり、フランチャイズの強みはわかっています。ハウスドゥを選んだのは、最も早くアプローチしていただいたことが決め手でした。話を聞いてみると、信頼できる内容だったため、加盟を決めました。
飲食業界から見て不動産業界に感じるメリットは?
不動産業は、軌道に乗ると景気に左右されにくく、安定性が高いと感じています。どうしても売れる時期と売れない時期は不動産業界もあると思いますが、飲食業における繁閑のタイミングと不動産業の繁閑のタイミングがずれていると思います。それで住み分けができているとも感じています。これが同時に閑散期を迎えると難しいかもしれませんが、飲食業界だと年末年始や4月といった期が変わるタイミングが繁忙期で、2月が閑散期です。不動産業界は10月や、2~3月にかけて繁忙期です。このように繁閑の時期が重ならない点が、大きなメリットだと感じています。
オープン時のご苦労は?
1番苦労したのは宅建業の免許取得です。申請には専任の宅建士と事務所が必要で、申請から免許取得まで約2ヶ月かかります。オープン日から逆算して、ここまでに申請を終わらせねばならないとなったときに、時間に余裕はありませんでした。最終的には事務所が無事に見つかり、また専任の宅建士も何とか採用できたので、無事にオープンにたどり着きました。
現在の状況
オープン後のスタートダッシュは、想定通りにはいきませんでした。これは、ハウスドゥが推奨する方針と、私たちが選んだ方針にズレがあったことが大きな要因です。ハウスドゥからは、まず「買い依頼」をしっかり取得し、それをもとに販売力を強化することが重要だと指導を受けていました。しかし、私たちは「物件の預かり」からスタートし、その物件を販売する方針を取ってしまいました。物件を預かった場合は、どうしても販売までのリードタイムが長くなってしまい、成果が出るまで予想以上に時間がかかりました。ハウスドゥで実績をあげられている加盟店さまの中に、以前いた大手飲食会社で一緒だった方がいて、その方が預かりから成果をあげられているとの記事を拝見し、私もやってみようと思ったというのもあります。ですが、それはもう来月くらいからは売上としてかたちになりつつありますので、一山超えた感じですね。新しく始める方は、オープン直後のことを不安視されると思いますが、やはり最初はしっかりと「買い依頼」をされた方がいいのではないかと思います。
採用に関しては、未経験者しか雇わないといったようなこだわりはありません。それよりもやはり人を見て採用しています。立ち上げにあたっては経験者の方を採用し、力になっていただきました。今後は、未経験でもいいのでパワーがある若い方も採用し、チラシ配りなども含め精力的に動いてもらいたいと思います。
ハウスドゥのメリットはやはり知名度により集客面などに強みがあることだと思います。イメージキャラクターの古田敦也さんも効果があると思います。「古田さんのハウスドゥね」とお客さまから言っていただくこともありますよ。あとハウスドゥのハウス・リースバックの問い合わせが多いというのも大きなメリットだと思います。
今後の展望は?
不動産業で10年以内に10億円をあげていきたいですね。1店舗でどこまで売上をあげられるかはあると思いますが、飲食業のように1店舗あたりのキャパが決まっているわけではないので。まずは今の店舗でどこまでできるのかということと、今後人数が増えてくると1店舗ではおさまりきらなくなると思うので、戦略的に店舗を増やしていこうとも考えています。(2024年7月)
100以上の加盟店事例を無料でダウンロード!
※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
チェックした資料をまとめてダウンロード!最大5件まで選択可能です。