土地不足に悩む建築会社が問題解決のため 異業種からの参入でも活躍できるハウスドゥに加盟
ヴィンテージ不動産株式会社とは？
弊社の母体は大阪で2013年に設立し、輸入建材を使用した完全注文住宅の建築やリフォーム事業をしているヴィンテージホームズ株式会社になります。この度ハウスドゥに加盟するにあたり、改めてヴィンテージ不動産株式会社を設立しました。母体事業では、設計・デザイン・施工を下請会社に丸投げせず、海外のデザインを取り入れたものを得意とし、社員大工と信頼できる職人を中心にお客さまのこだわりに応える住宅を建築しています。輸入建材については、戦争などが影響して輸入しにくく高騰しています。住宅資材会社の営業は、来るたびに値上げの話しかしない感じでした。それもあって、注文住宅は特に若い世代のお客さまがとても手が届かないような価格になっています。その一方で比較的経営者層の方にご利用いただいているということもありますので、例えばガレージハウスにこだわりたいとか、多少高くてもデザインを優先されたいといった方もいらっしゃいます。お客さまからのご要望に合わせて、土地も一緒に提案することがベストだと思いますが、大阪という地域性もあってか、建てたい方はおられても、建てる土地が見つけにくいという状況が続いております。大阪市内からアクセスが良い場所で住みたい方がかなり増えていて、特に激戦区になっています。土地の値上がりもありますが、土地そのものがないというような状況ですね。
不動産業を検討されたきっかけは？
先述の通り、土地探しには非常に苦労をしていました。そこで、不動産事業に乗り出して土地探しも含めてやらないと、結局本業での注文住宅が建てられないのではないかという危機感があったことが、不動産業を検討したきっかけです。さらに土地探しだけではなく、その地域に根ざした不動産仲介業をしながら、派生的にリフォームの仕事もとっていきたいという考えもあります。新規事業にはなりますので、新たに乗り出すには勇気が必要で、社内的にもいろいろ話し合いをしました。「失敗したらどうするんだ」という声も出ました。それでも今のままでは衰退していくことが目に見えていましたので、新規事業に乗り出そうという流れになりました。
ハウスドゥを検討された理由は？
注文住宅の建築をずっとやってきたので、不動産仲介業に必要な知識を1から勉強するよりは、フランチャイズに加盟して教えてもらう方が早いということもあり、いろいろなフランチャイズを調べました。その中で、ハウスドゥは異業種からの参入でも皆さまご活躍されていると感じ、加盟を決めました。ハウスドゥの名前はもともとテレビCMやインターネットで知っていましたね。あと大阪で開催されたフランチャイズのイベントに出展されていたので、そこでもお話を伺いました。雰囲気的にもすごく勢いがある会社だというのは実感としてありました。また最先端のいろいろな仕組みやシステムがある印象を受けました。もともとフランチャイズは「看板は貸すけれども、あとは好きにやってね」という雰囲気を感じていましたが、ハウスドゥはノウハウの提供など、フォローもしてもらえると思いました。最終的には毎年10月に実施される宅建試験で社員が合格したら加盟しようと考え、結果として社員の中から2名が合格したので、晴れて加盟をしました。
他にも、ハウスドゥ代表の安藤代表のセミナーに参加したことがあります。その中で安藤代表から古田敦也さんを活用したイメージキャラクター戦略のお話を聞いたときに「なるほど」と思いました。建築業では、イメージキャラクターはあまり関係ありません。不動産業ではタレントによるイメージはすごく影響があるという話を初めて知りましたね。それで誠実なイメージの古田さんを活用されていることの意味が初めてわかったという感じです。また安藤代表のセミナー後に懇親会があり、安藤代表と少しお話する機会をいただきました。そこでは長年苦労されて、自分のやり方の限界を感じながらも社内体制を整えて会社を大きくしていかれたことや、社員教育のことなどをいろいろと教えていただきました。社内でもそれを取り入れて進めている状況です。
オープン後の状況は？
物件登録や土地情報の仕入れは予想以上に難しいと思っています。まだオープンして間もないこともあり、集客にも正直不安はあります。ですが、注文住宅のお客さまから土地を探してほしいとのご依頼をいただき、希望通りの場所にある土地を仲介させていただくことができました。オープンしてすぐに契約をいただくかたちになりましたが、これは本業とのシナジー効果によるものだと思います。
人員体制は現在3名のエージェントでやっております。この3名はもともといる社員で、加盟前に宅建免許を取りましたが、不動産はみんな未経験です。物件登録も今はエージェントがしておりますが、来月にサポートが1名入社予定です。SVさんからいろいろとアドバイスをいただきながら、ハウスドゥのやり方で進めていきたいと思っています。
オープンしたばかりでバタバタする中、まだまだお客さま対応で足りていない部分はあると思います。資料をすぐに出せる体制も必要です。また地元というわけではないので、地域のことも詳しくはなく、学区やスーパー、病院も把握できておりません。まずは地域を知るために地図を見ながら、距離感を確かめているような感じです。
ハウスドゥの強みは？
注文住宅のお客さまに不動産事業をすることをお話したら、ハウスドゥのことを知っているという方がかなりいらっしゃいました。「もっと前から相談しておけばよかった！」というお声もありました。実際に「ハウスドゥ」をやっていると言ってみたら「親の土地があるんだけども、それをどうしようかと迷っていた。今すぐに売るかどうかはわからないけども、相談できる相手ができた」ということが「ハウスドゥ」の名前を出したら改めてお客さまの口から出てきたという感じです。他にも、注文住宅のお客さまのお知り合いで注文住宅以外の家を買いたいという方を紹介していただいたこともあり、実際に相乗効果を感じております。
友人の工務店の経営者の方も、不動産仲介に非常に興味があると言われていました。やはり土地というものは必ず問題になってくるので「フランチャイズに加盟した方がいいのか」「独自でやった方がいいのか」という相談もされました。私は短期間で情報を一気に集めたかったので、ハウスドゥにいろいろ教えてもらいながらやっているところです。1から不動産を学ぶのはなかなか難しいと思います。SVさんにもいろいろとお話を伺いながら進めている最中ですね。
またハウスドゥ本部が提供している、ご自宅に住みながら家を売却できる「ハウス・リースバック」や「リバースモーゲージ保証」をお客さまが必要とされるケースもあります。そういったサービスを必要とされるお客さまに対し、弊社だけではなかなか解決ができません。加盟をしたことでそれらを解決できる窓口が広がったと感じています。
今後の展望は？
これから3年くらいでしっかりと軌道に乗せていきたいです。その上で、できれば増店もしてきたいと考えております。まずは確実に実績を上げていきたいと思っておりますので、将来に向けて勉強をしているところです。本業の売上が、この10年のうち6年ほどはずっと停滞していましたので、来期は思い切って1億円を売り上げたいと思っています。そして毎年1億円ずつ売上を増やしていき、5年後には5億円、いずれは10億円を売り上げる企業になっていきたいなと考えております。（2024年6月）
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※掲載されている内容（撮影情報、会社情報、役職など）は、取材時点のものです。
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