加盟店の元店長が独立後、ハウスドゥの多彩なメリットをもとめて改めてご加盟。多店舗展開を目指す社長のFC活用法とは?
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株式会社3Steadyとは
当社は3年前に会社を立ち上げ、不動産業・アパレル業・飲食業を行っています。去年1月にハウスドゥに加盟して、ハウスドゥ 中区大須をオープンしました。店舗がある名古屋市中区は商圏としてマンションや収益物件を扱うことが多いので、大手と競合することが多いです。物件は街中や郊外のものも扱っています。スタッフは全員未経験で、今は私も含め4人体制です。私は元々、ハウスドゥの加盟企業であるホーム建材株式会社で5年ほど勤めていましたが、その後独立して数年後にハウスドゥに加盟しました。
加盟前の状況
もともと不動産業をメインにして、衣食住を手掛けるというコンセプトで会社を始め、オープンして2年がたちました。順調に売上は伸びていましたが、仲介の部分ではある程度アッパーがみえていました。元々ハウスドゥのツールや教育、ブランド力やネームバリューがすごいことは、サラリーマン時代から身にしみて分かっていました。集客面も、不動産物件サイトを使っていろいろと試しましたが、大手とは違って反響数も少ないですし、うちの会社の認知度が低すぎるのもあり、まだ始めて2~3年の会社なんだという感じでよく見られていました。そこから加盟を検討するにあたり、ハウスドゥは加盟店での勤務があったのと、そこをやめてもハウスドゥに残った人たち、もしくはハウスドゥをやめた方たちとのつながりもあったので、その良さを知っていました。一方でデメリットもよく知っており、去年の正月にハウスドゥの看板を見て、加盟店での勤務当時仲が良かったSVに連絡して、今の自分が直面している課題を相談しました。その時はエリアが空いていたら加盟しようかなという思いでしたね。
加盟を決めた理由
ハウスドゥの加盟店で5年間勤め、店長経験もあってハウスドゥの良し悪しのほか、他社の大手不動産FCさんや大手財閥系の不動産屋さんの特色もよく理解した上で加盟をしました。自社だけだとブランド力や教育の部分でも属人的になりがちで、個人で教えられる部分に限界を感じていました。あとシステムにも魅力を感じていました。ハウスドゥの店舗で務めるまでは、顧客管理データや、物件情報サイトの入力にすごく時間をかけていましたが、DO NETWORKというシステムを使えばそこで顧客管理ができたり、物件情報等を入れると各物件情報サイトに飛ぶので、一貫性ができ効率化がされました。あとチェーンのメリットとしては、店長の会やオーナー会、全国FC大会といったイベント、無料のセミナーも結構多いです。そういったところで意識が高く、私の会社と同じくらいの規模の経営者さまたちとの横のつながりを作れるのはメリットに感じます。現場のことをよく知っている方たちと話せることはがすごく価値があると思います。加盟店舗に勤めていた頃から店長の会などで仲良くなった方と飲みに行ったり、情報交換をしたりもしていました。そういった部分を大事にしようと思ったのも決め手でした。また不動産業を始めると、大手をはじめいろいろなところからFCへの加盟の声がかかりましたが、大手不動産FCの場合だと売上に対してロイヤリティを持っていかれたりもするので、ハウスドゥの固定ロイヤリティは良いですね。そして教育システム等も魅力的でした。SVが月一で連絡を取ってくれたり、電話をすれば無料で相談できたり、こちらから熱量をどんどん加えたら逆にSVからいろいろなアドバイスをくれます。そういった部分も純粋にすごくいいと思います。以前はハウスドゥもまだ成長途中でしたが、それから一気に倍以上に店舗数が増えて、上場もしてブランド力がつくなどハウスドゥ自体のレベルが上がり、他社からも客付けをしてくれるイメージがあります。
加盟のメリット
まず教育としては、スタドゥというシステムを使って提案のロープレをしています。その他、私が加盟する前は自分で資金調達シートやリフォームの提案資料を作ったりしていましたが、ハウスドゥはそれらがツールにあり全部揃っているので、すごく楽ですね。勉強会はコロナ禍があけたので、営業未経験の方は動画だけだとわからない時は、京都まで研修に行ってもいいかなと思います。そこで会った人たちと「実際こうだよね、うまくいかないよね、じゃあこういう風にロープレしようか」といった感じで話ができますしね。会社説明に関するツールとしては、認知度がある古田敦也さんのパンフレットを活用することもできますし、単に「何とか不動産です」と言って飛び込みに行くより反応が良いと思います。認知された看板があるからお客さまが来るコンビニと一緒ですね。集客するにしても、たくさんのお客さまに新規の物件をワンクリックで一括送信できる機能があるのはいいと思います。こういったシステムを入れるのにすごくお金を使っている会社さんもあります。また売買仲介で、売上があがってもロイヤリティをたくさん持っていかれると割に合わないと感じると思います。ハウスドゥはどれだけ売上を伸ばそうと固定なので、見通しを立てやすいというか、決算の時もだいたいこれくらいで年間だとこれくらいかなっていうのが読みやすいですね。そして加盟店同士で交流ができるというのが一番のポイントかなと思います。ご自身で不動産屋を立ち上げられても、横のつながりってどう作るの?と思われる方もいらっしゃると思います。当社も聞いたことがない会社ということで、相手にされないこともありました。ですので、元々交流があった方や同じ苦労をしている方々と、トラブル時の対処法や、それこそ銀行からの資金調達ってどうしていたのかというような相談ができるという意味では、本当に良かったと思います。
加盟後の状況
一括査定サイトだと、一般のお客さまが売りたい会社にチェックをつけて査定依頼をするのですが、その時にネームバリューがない会社には誰もチェックをつけてくれません。そこにハウスドゥの名前がつくとやっぱり反響は違いますね。そして研修でもやりますが、新規チェック表を使って新規の物件情報をチェックします。他の大手不動産会社だと、例えば新規の物件を不動産会社の専用サイトで毎日チェックすることを面倒くさがるところも多いです。ハウスドゥは毎日チェックすることを習慣にしています。私も独立してからもこれを続けており成果も出ているので、やはり情報の重要さを見落としている会社さんが多いのかなと思います。細かいチェックを歯磨きのように習慣にして、毎日できれば数字は伸びると思います。1年目と2年目は比較的仲介で伸ばしてきましたが、今は買取が結構伸びてきています。加盟したことによって買取物件をハウスドゥの加盟店同士でも売買できますし、本部にも買ってもらうこともできます。社員の実績としては、それぞれ向き不向きは絶対にあります。なので10人入社して10人とも稼ぐということはありえませんが、ハウスドゥの教育システムによってノウハウ等を吸収できる方はどんどん前のめりに数字を上げていける体制は整っています。また当社も何回かランクインしていますが、全国のハウスドゥの成績発表が毎月ランキング形式であって、そこで北海道や東京の加盟店さまが仲介手数料を1ヶ月で5,000万円あげているといったことを聞いて、刺激をもらっています。そしてセミナーで集まった時や飲み会の際にどういう風に集客しているの?とか売上はどうか?といった意見交換をして、結構ライバル同士で伸ばし合っていこうという感じです。未経験の方でもハウスドゥだと集客しやすいので、1,000万円前後は普通にできるかなと思っています。あとチームでその月の数字が足りない社員がいたら、成績がいいものと一緒にタッグを組ませてバランスをとるようにしています。私自身も動いています。私が物件を仕入れ、スタッフが不動産物件サイトで反響があったお客さまに対して販売をかけたり、私が法人を担当して社員は一般のお客さまに時間をかけたりしています。いろいろな加盟店の話を伺っていますと、中には加盟して看板だけ使うという方もいらっしゃいますが、できる限り代表の方、もしくは役員の方にハウスドゥのことを理解していただいて、社員の方と一緒にしていくというかたちがいいと思います。やっぱりハウスドゥ自体がすごくアットホームなので、ドライな関係というよりもハウスドゥを利用して、うまく社員に落とし込むというかたちがいいと思います。
自社ブランドとの違い
うちの会社は衣食住を事業とする会社として立ち上げましたが、それをエンドユーザーさまに理解してもらうのは毎回説明が必要だったりするので、時間がかかります。10年や20年は全然かかると思います。ハウスドゥなら新規で飛び込んでも信頼はされなくても認知はしてもらえています。あと、古田敦也さんの写真が入った冊子が数百円で買えます。ツールもタダでもらえるわけではないですけど、本当に安い金額で買えます。売却査定の際や、家を購入いただく際のアンケート用紙とか、そういったものをPDFでダウンロードして使っていると、それだけで安心してもらえている感じがしますね。
教育体制
基礎から学べる研修動画などがあります。意識の高い社員は夜中までずっとその動画を見ていたり、動画学習システムをうまく使ってロープレをしていますね。このツールで基礎が身につくので、ありがたいなと思います。年収1,000万円を目指していたり、子供のために年収を増やそうという意気込みの方もいますが、使わない人はほとんど使わないです。そうするとやっぱすごく差が出てきます。
売買仲介のメリット
不動産業は売りたい人と買いたい人とをマッチングさせるというのが一番のポイントです。在庫がいらない分リスクもありません。どこでやってもいいですし、パソコン1つあれば情報収集もできてかつ売ることもできるので、そういった意味では不動産の基礎は仲介で、それを学びやすいというのがハウスドゥのツールだと思います。エンドユーザーさまと直接やり取りできるというのも重要です。不動産会社を立ち上げて、かっこいいHPを作ろうが、かっこいいネーミングにしようが、集客はすごく大変です。加盟すればハウスドゥのHPから問い合わせがきたりするのも、ハウスドゥのメリットだと思います。またエリアに特化してやっていくのであれば、ワンクリックで地図上に近隣の取引事例や適性相場が表示されるDO TOUCH MAPというツールがあり、とても使いやすいと思います。
売買仲介×買取再販
売買仲介で売上を伸ばそうと思っても、1,000万円の物件に対して仲介手数料が約36万円、2,000万円の物件に対して72万円といったところなので、さらに大きく伸ばそうと思うとやはり買取をするのがいいと思います。買取した物件をちょっと安めに広告を出して、それで5件くらいの問い合わせがあるとします。その5件のお客さまに他の物件を紹介して、買ってもらうことが出来れば、その物件から得られる粗利は下がったとしても、その反響で拾える総合的な費用対効果を考えればメリットは大きいと思います。
加盟してよかったこと
オーナー研修や毎月開催される無料研修はありがたいですね。動画だけだとやっぱりやった気になって頭に入っていないことが多いので、当社の場合、京都まで新幹線で1時間程度なので、日帰りでもいいから学んで帰ってきてもらうようにしています。サポートの方もそもそも不動産って何?というところから始まって、研修に行って他から来た方たちとコミュニケーションをとって、仲間になって帰ってくるというのもありますね。別途交通費等はかかりますが、研修自体は無料なのですごくいいと思います。他にも、ハウスドゥのHPからも反響があるのですが、これはハウスドゥでSEO対策をして可能な限り物件情報を上に表示されるようにしてくれているので、うちしか持っていない物件の紹介には便利ですね。あと備品もいいと思います。大したことのないものを揃えるよりは、古田さんを活用した備品を揃えたほうが大手感が出ると思います。古田さんが映っているのぼり旗はすごく目立ちやすいので、こちらも使っています。あと売却相談の時にお客さまに説明しやすい冊子があるのは大きいですね。そして何度も言いますが、交流会が多いので積極的に参加しています。また他の加盟企業の方に「いろいろ教えてほしいので、ご飯に行きましょう」と言って教えてもらっています。こちらから積極的にいけばそれに答えてくれます。あと不動産事業をやっていて思ったことが、飲食業などはどうしても他店はライバルになるのでコミュニケーションを取りたがらないですが、不動産業は他店と横のつながりがあってこそというところがあるので、そういう意味ではデメリットはないです。みんな同じ目線でがんばろうという方々が多いと思います。一方で異業種であるがゆえのメリットがあって、不動産屋からスタートした場合だとだいたい1年目の会社は資金調達ができなかったりします。例えば2,000万円の土地を買う時の資金調達はできますが、その他の登記費用や解体費用といった部分は自分の資金から出すことになるからです。母体事業で飲食店やアパレル業をやっている場合は、運用資金を銀行が貸してくれるので、うまくまわしてメリットに変えておられる企業さまもあります。物件を買っても売れなければ意味がないので、そういった部分でうまくハウスドゥに加盟して売上に繋げていければと思います。
今後の展望
店舗数は5年以内に3店舗っていうところですね。あとは、自社でなにか面白いサービスを作りたいとも思います。ハウスドゥはハウス・リースバックなどさまざまなチャンネルを発信していますが、それを自社で活用したりしたいですね。人材採用や教育は、若手をうまく育てることがポイントかなと思います。中途採用で大手から引き抜こうと思ったら、年収が高い方が多いので費用対効果が高くなってしまうと思います。それであれば変な色がついていない若い方を自社で育てた方がいいかなと思います。うちにいる29歳の社員は中卒で、はじめは全然ダメでしたが、途中で目の色が変わってきて今では大変成長しています。学歴は関係ないですね。あと実際に飲食事業でアルバイトをしていた大学生が、不動産の新入社員になって活躍しているというのもあるので、異業種からご加盟される方は、母体事業の社員さんを不動産事業につかせても面白いかなとも思います。(2024年1月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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