愛媛県で48年続く建築会社がFC加盟で不動産を強化! 建築・リフォームとのシナジー効果でさらなる進化を目指す!
伊大建設株式会社について
伊大建設株式会社は、1976年4月に先代である父が創業しました。本社は愛媛県大洲市にあり、建築業で特に一般住宅の新築を扱い、私は2代目になります。2009年には松山営業所を開設し、その後2018年にハウスドゥに加盟、2019年3月に「ハウスドゥ! 松前・伊予店」をオープンしました。現在は、注文住宅の設計・施工からリフォーム、不動産事業まで、住まいに関することをトータルで展開しています。弊社の経営理念は「社会に必要とされ続ける会社を目指す」で、お客さまに必要とされていれば、いつまでも会社を存続することができるという考え方です。必要とされるということは、それだけお客さまに喜んでいただけているということであり、地域に必要とされる企業を目指して、日々顧客満足を高めていけるよう努めております。
ハウスドゥ加盟のきっかけ
いろいろな不動産FCがある中で、他社との比較検討をせずにハウスドゥへの加盟を決めました。「FCへ加盟しませんか」という電話での営業を受け、ハウスドゥの担当者の方に一度お会いしたのですが、そこでほぼ決めてしまったのです。当時、弊社でも不動産事業をしていましたが、本社がある大洲市だけでしていたので、そこまで大きな収益がある事業ではありませんでした。また工務店の一環で「不動産もしていますよ」という程度で、新築をメインにしているのに、必要な土地の情報が入手しにくい状況であるというのも課題でした。ハウスドゥに加盟することで、土地の情報を少しでも入りやすくし、不動産業を強化したいと思いました。最初は、松山市内をエリアにしたいと思っていましたが、その当時は既にエリアが埋まっており、松前町に出店することになりました。しかし、結果的にそれが凄く良い結果となりました。松前町には、不動産会社が少ないこともあり求められていたようです。不動産会社があっても、昔ながらの古い会社しかなく、一般のお客さまが入りやすいハウスドゥの店舗として出店できたことは、とてもやりやすいと感じました。これは、今でも運がよかったと思っています。
新築・リフォーム事業の動向
新築は建築費用が上がったことによって坪単価も上がり、特に田舎や郊外では、ローンを組める人がどんどん少なくなってきて家を建てられる人が減ってきています。弊社では、実際にまだそこまで減っていないにしても、業界全体で新築を選ぶ人が減ってきているのを感じています。今、新築に関しては、なるべく他とは競合しないかたちで、あまり追いかけないスタイルでやっています。リフォームは、2024年1月に起こった能登半島の地震により、耐震への注目が高まっていると感じます。最近依頼で多いのは減築です。特に、耐震を意識して2階を除けたいという依頼が多いです。お客さまは、能登半島の地震で2階から崩れている建物の映像を見て、2階を取り除いておきたいと考えたのだと思うのですが、それは大きな費用がかかってきます。2階を取るだけで、便利さは増さないのに、お金がかかるとなると現実味がありません。お問い合わせは多いのですが、そこから実際に仕事になるのは、10~20%くらいです。耐震関連のものが増えてきているのと、あと感覚的としてあるのは、ボリュームの大きなリフォームが増えてきていることです。弊社は、リフォーム系FCにも加盟させてもらっていて、世の中の流れ的にも「大型リフォームを狙っていきましょう」という傾向です。しかし、その中でも弊社では、最初から大型のリフォーム案件を追いかけないスタイルで、小さなものからコツコツとやっていった先に、大きなリフォーム案件が来るという感じでやってきました。でもこちらで意図していなくても、高単価のリフォームが増えてきており、そのうちの何件かが2階を撤去する工事となっています。また「新築はコストがかかるから、中古を買ってリフォームしよう」と考える方が増えていることが、リフォーム案件が増えていることにも繋がっているのかなと思います。
不動産業と建築業のシナジー効果
不動産業と建築業のシナジー効果はあると感じています。今「ハウスドゥ! 松前・伊予店」のエージェントも、リフォームの金額をある程度お伝えできるようにしています。例えば、トイレを交換したらどれくらいかかるのか、お風呂をユニットバスにしたら、キッチンを入れ替えたら、外壁塗装をしたらなど、ざっくりと計算できるようにしています。それ以上の話になると、実際に工事の担当者が同行し、聞き取りをしたうえである程度の金額をお伝えして、さらに細かい見積もりへと進む流れです。建築としては、中古住宅の案件から、解体やリフォームの案件が来るようになります。ハウスドゥからのリフォーム受注率は、約7~8割あると思います。新築に関しても、土地がないお客さまがいらっしゃった場合、ハウスドゥで不動産業をしていることで土地の情報が入りやすく、お客さまに土地のご案内もできるようになりました。また新築建売の仲介から、外構や内装をさせていただくこともあり、すごくメリットだと感じています。
人材の採用、育成について
人材の採用に関しては、不動産の募集は来ますが、建築はなかなか募集をしても集まりません。弊社では、新築・リフォームに関しては営業としての採用はなく、プランナー、設計士、現場監督が営業をするのですが、これらの人材採用は課題の一つです。ハウスドゥの店舗に関しては、現在は営業が3名体制でやっております。店長は不動産経験者で、教育の必要はほとんどありませんでした。残り2名は賃貸からの転職組でしたが、ハウスドゥの教育システムを活用し、割と上手くいっていると感じているので凄く助かっています。不動産業界は人の動きが激しいといわれていますが、オープンからこれまで1人も辞めている社員はいないので、今のところ定着率はいいと思います。本当はきちんと管理していかなければいけないという思いもあるのですが、自由で居心地がいいのかなとある程度は社員に任せています。
今後のビジョン
元々、買取再販もしたいという思いがありましたが経験がなく、ハウスドゥに加盟してから不動産には力を入れ始めました。今でも買取再販のリスクを考えると、なかなか積極的にいけていない部分はあるかもしれません。それでもハウスドゥに加盟し、ハウスドゥのブランドを手に入れたことは間違いなかったと思っています。それは古田敦也氏のイメージ戦略やCMの効果など、それらを見てのお問い合わせもあるからです。本社のある大洲市と、ハウスドゥの店舗は約50キロ離れているので、慣れていない土地でこれだけ続けられているのは、ハウスドゥのブランドのおかげだと思っています。今後、さらに注文住宅が厳しくなっていく中で、不動産でどれだけカバーできるかが一つの課題になります。買取再販もしっかりやっていきたいですし、仲介もやっていきたい。新築を買えなくなっている人も増えており、これからも「中古住宅」という在庫は出てくると思いますので、そこをしっかりと受託していきたいです。そして、買取再販へのチャレンジも続けていきます。宅地の分譲をもう少し進めていくことで新築をカバーし、中古物件の仲介+リノベーションの仕事も増やしていきたいです。(2024年2月)
100以上の加盟店事例を無料でダウンロード!
※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
チェックした資料をまとめてダウンロード!最大5件まで選択可能です。