ハウスドゥを活用した「地域密着型不動産事業の強化と海外進出」
株式会社和みについて
株式会社和みは、2019年に和歌山県で立ち上げた会社です。「和み」という社名には「和歌山に貢献する会社を作る」「令和という新しい時代に相応しい会社を作る」「日本(和)の良さを再認識し、海外にも発信できる会社を作る」「和を大切にし、その和(輪)を広げる会社を作る」などの想いを込め、現在は「不動産鑑定業」「不動産コンサル業」「地方創生事業」の3つの柱で事業を展開しています。宅建業もしておりますが、不動産売買仲介の経験はほとんどありません。元々、私が会計系の経営コンサルタント会社に勤務していたときに、会社を売却、株式を譲渡してまとまった資金を得た方に、不動産を購入していただく仕事をしていました。独立後も、不動産鑑定と不動産コンサルタントの経験を活かし、前職からの繋がりで、和歌山ではなく、東京・大阪・福岡・金沢など、不動産の価値が高い地域で不動産投資をしてもらうというような仕事をしてきました。また、地方創生業として、和歌山県で空き家の再生事業を行っています。我々は「観光交流施設」と呼んでいますが、例えば、使われていない漁港などの不動産を買い取り、リノベーションして、カフェ、コワーキングスペース、産直市場などが集積する「かえるの港」を運営しています。今まで多角化経営でやってきましたが、あくまでも軸は不動産事業です。私は、地元に戻ってきた際に、「和歌山県で真正面から不動産売買仲介を始めても、結果は知れているな」と感じました。なぜなら、和歌山県には、参入障壁といいますか、昔からの老舗の不動産会社があり、そこに後発で参入して同じ土俵で戦っても厳しいだろうと思ったのです。そこで、不動産仲介よりも空き家再生など、違う視点から入っていけないかと考えました。和歌山県は、マーケットもそんなに大きくないので、従来型の不動産事業をやるよりは、違う方向から攻めて、まずは会社を知ってもらうことが大事だと考えました。
ハウスドゥ加盟のきっかけ
会社を立ち上げて5年が経ち、和歌山県での街づくりや空き家の再生事業では、ある程度実績をつくることができました。我々の取り組みを地元の行政に知っていただき、メディアでも取り上げていただけるようになって、認知度も高まってきました。そこで、次のステップとして、これまで県外をメインとしてきた不動産事業を、今度は県内に力を入れていくことにしました。また、これからは、社員の成長も考えていかなければという思いもありました。これまでは、県外の不動産の売買は、私のコネクションでやってきましたが、このやり方では社員は成長できません。社員を成長させるためには、しっかりとしたマニュアルが必要だと思いました。しかし、私はこれまで 20年間ずっと不動産業に携わってきましたが、私がやってきた不動産業は、マニュアルもない属人性の高いもので、人に教えられるようなものではないと思っています。また、郊外には、ブランド力のある看板が必要だと考えています。特に、弊社はまだまだ小さな会社です。その社名の看板で不動産業を展開していくより、全国チェーンのハウスドゥの看板を活用させてもらうほうが、信用力は全然違うはずです。このように、県内での不動産事業の強化、社員の教育という観点から、FC への加盟を検討するようになり、これが、ハウスドゥへの加盟を決めた理由です。
社員教育で期待すること
私には地元の旧態依然の不動産業界を変えたいという想いがあります。それには、地元に密着してしっかり不動産業をしていかなければ声を上げることもできません。同業者に県外の不動産ばかりを扱っている会社だと思われたくないですし、足元をしっかり固めていきたいと思っています。そのためにも、社員の教育は大きな課題になってきます。正直、FC に加盟したのは、従業員に言い訳をさせないためでもあります。現在、弊社で不動産業に携わっている社員は 1名ですが、まだ思うような数字を上げられていません。マニュアルを通して動き方などの基本を学び、数字を上げられる状態にしてあげたいと思っています。今までのように、属人的営業から脱出しなければ、これからは勝ち残っていくことができません。また、ハウスドゥは、反響営業が中心です。反響営業は、当然お客さまへの訪問や提案がしやすいです。ですが、私はできれば反響営業に頼るのではなく、自分自身で開拓していく強さを持ってほしいと思っています。ただ、最近は飛び込み営業が苦手な人も少なくないと思うので、最初は反響営業で慣れてもらうためにも社員が動きやすい体制づくりをしたいと思っています。私自身も、不動産売買仲介業を経験したことがありません。そばで見てきて、こんなふうに動けばいいのかという感覚はありますが、私もしっかり勉強しなければいけないと思っています。それも加盟の決め手になりました。社員と一緒に成長し、売買仲介を強化していきたいです。
不動産の証券化
ハウスドゥに加盟して人材を育て、できれば優秀なメンバーを東京に送り込みたいです。不動産業をやるなら、やはり東京などの不動産の価格が上がっているエリアでやりたいです。今、私が進めているのは、不動産の証券化です。証券化とは、不動産を小口化して、収益物件を自分の会社ではなく、投資家から資金を集めて買っていくことです。これは東京では一般的です。しかし、まだ和歌山県で証券化をしている競合はいません。そこで、和歌山で育成し、将来的には東京にメンバーを送り出したいと思っています。
地方創生に関しては、自己資金でまかなっていますが、今後は、投資家から資金を集めながらやりたいと思っています。地方創生も、自己資金だけではいずれ限界がきてしまいます。そうなると、なかなか横展開ができなくなってしまうので、そうならないためにも投資家からの資金を使わせていただきたいです。今後は、フィービジネスに特化していく形にしていきたいと思っています。そのためにも、キャッシュポイントをどんどん作っていかなければならないと思っています。
ハウスドゥと一緒に海外進出!
ハウスドゥは、タイにも進出しています。私も、海外の不動産業に興味があり、国内は大きく見れば縮小していくマーケットだと思っているので、今後は海外の不動産も取り扱えるようになっていけたらと考えています。私は、東南アジアがいいと思っているのですが、タイもいいですね。今後、ハウスドゥは、インドネシアにも進出されると聞いております。海外進出を考えたときに、……(ダウンロードすると続きをお読みいただけます。)
今後のビジョン
弊社は、不動産鑑定士の資格を持っていますが、不動産を評価したり、分析したりすることは、いろいろな事業に携わっていないとできないと思っています。ましてや、不動産取引に関わっていないのに、本当の不動産評価はわからないはずだと、私は考えています。今の不動産鑑定士の業界では、直近1年でどんな売買があったかを調べて、統計的に評価を出しています。私は、「売買の現場も知っていて、一歩引いた立場から評価ができるからこそ、コンサルタントができるのです」と言える立場になりたいと思っています。不動産鑑定士は、あまり不動産コンサルタントをしようと思わないものです。そこが、実は一番面白いところだと思うのですが、不動産事業を掛け合わせることで、たとえば事業主さまが株式を売却するときに、M&A の助言ができるなど、いろいろな可能性が拡がっていくと思っています。また、「物販事業者は、こんなことで困っているんだろう」「飲食店経営者は、今こういうところが大変なんだろう」など、そういうことを理解せず、不動産の評価をするのは、あまり良くないことだと思います。実態がわからないまま、机上の空論で評価をするのではなく、業界の収益構造や現状を知った上で評価ができる、今後このような不動産のニーズも高まっていくと思いますし、自分で新たな可能性を切り拓いていくようなことを考えるのが好きなんです。それをするためにも、今後はハウスドゥの力も借りながら、取引件数を増やしていけたらと思っています。
私は、今42歳ですが、……(ダウンロードすると続きをお読みいただけます。)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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