大手不動産会社出身の社長が決断!ハウスドゥのブランド力×緻密な独自戦略で事業拡大へ
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株式会社FRHについて
私はもともと大手不動産会社に勤務しており、その後、独立して株式会社FRHを設立しました。独立の背景には、学生時代から漠然と「自分で事業をしたい」という思いがありました。当初は私1人で、主に買取再販を手掛けてきました。大手不動産会社での勤務経験を活かし、買取案件は、その会社や親しくしていた同業他社さまから多く頂いていました。売買の入口も出口も仲介業者を通して行っていたため、広告の必要性を感じることはありませんでしたね。仲介業務も、士業の先生方や会社員時代にお世話になったお客さまからの紹介が中心で、仕事は人とのご縁に支えられてきました。その後、業務拡大を視野に入れ、以前の会社で仲介を担当していた部下を採用することができました。そして、買取と仲介の2本柱での事業展開を始めました。また、大手企業にいた経験から「知名度の高い企業であることが集客に与える影響も大きい」と実感していたため、フランチャイズへの加盟は自然な選択肢となりました。加盟することでブランド力を活かし、よりスムーズに集客を実現できると考えたのです。
ハウスドゥを選んだ理由
不動産フランチャイズの中でハウスドゥを選んだ理由は、ブランドイメージの強さと、競争力のある「ハウス・リースバック」に魅力を感じたためです。私は業界人として、ハウスドゥが全国700店舗を展開し、その大半が加盟店であることを知っていました。しかし、お客さまの多くは「ハウスドゥ」を1つの大きな企業として認識しており、そのブランド力が集客のしやすさにつながると考えました。他社とも話をしましたが、ロイヤリティの面でもハウスドゥは魅力的でした。売上の一定割合を支払う方式ではなく、固定のロイヤリティであるため、ブランドを借りる対価として納得しやすかったことも大きな決め手でした。独立してすぐに販路や人的ネットワークを確立できる方を除けば、自社ブランドで経営している会社さまは苦労されている印象があります。その点、ハウスドゥのブランディングは大きな強みでした。
加盟後の状況
加盟時点ですでに自社で仕入れた物件はありましたが、加盟から軌道に乗るまでの期間は試行錯誤の連続でした。実際に契約や決済が安定して入るようになったのは、半年ほど経ってからです。今では順調に運営しており、私を含めて営業は4名体制です。うち2名は前職の部下で、もう1名は中途採用のスタッフです。賃貸の経験はありますが、売買の経験はありません。ハウスドゥの研修プログラムは利用せず、独自の教育を行っています。それには理由があって、当社の事業方針として、収益物件の売買に力を入れているためです。特に、大手不動産業者が苦手とする分野に焦点を当てており、私自身、不動産投資の経験が豊富なことから、その知識を生かして営業を行っています。一般的には実需の客付けから入ることが主流ですが、当社では収益物件からでも工夫次第で実需の取引につながると考えています。店舗を構える博多区吉塚駅周辺は、商圏が広いものの、近隣での取引のほとんどは収益物件のアパートやマンションです。九州大学跡地の再開発に伴い地価が上昇しており、収益物件の取引が非常に活発です。広告費も収益物件のオーナー向けにDMを送るなど、特化した戦略を展開しています。
最適化を目指した広告戦略
やはり広告費を使わなければ売上が上がらないという点は大変です。これは今も変わりませんし、直営店でも共通していることだと思います。効果的な広告とそうでない広告を見極めるのは難しく、試行錯誤を重ねながら正解を見つける必要があります。初期の段階では広告費の予算を設けず、何でも試すという方針を取っていました。その結果、効果があったものだけを残してきましたが、相当な費用を使いました。中でも、一括査定サイトの攻略が最も重要だと考えています。自社ホームページは作成していますが、その目的は主に、一括査定サイトを閲覧したお客さまがどの会社に依頼するかを比較検討する際の参考にしてもらうためです。初めは一括査定で月に100件程度の案件を取り、これをメインに運営していました。初月から案件を獲得できるのが一括査定のよさで、実際にそれで物件の受託契約を結ぶことができました。しかし、限られた人数で反響が毎日届く状況に対応するのは、効率的ではないと感じました。そのため、一括査定でリストを溜め、一定の数が貯まった段階で追客にシフトしようと考えていました。売主さまから新たな案件が浮上するため、初期段階ではこの方法を選びました。私は会社員時代から物元主義を貫いており、売主さま主体の営業に長年取り組んできました。そちらの方が効率的ですし、得意でもあります。独立後もその方針で戦略を進めた結果、少しずつ効果が表れてきました。また、紙媒体を完全に排除しているわけではありません。先述した通り、DMは特定のターゲット層に非常に効果的だと感じており、内容にも力を入れています。現時点では、DMが最も費用対効果のよい集客方法だとも思っています。
ハウスドゥのメリット
ハウスドゥの最大のメリットは、初めてご来店されるお客さまにも認知されている点です。コンビニよりも多くの不動産会社が存在するなかで、ハウスドゥという名前が通じることは大きな強みだと感じています。また、「ハウス・リースバック」のブランディングが確立されている点も大きなメリットだと思います。お問い合わせも多く、実際に成約に至るケースは限られるものの、集客のきっかけとして強力なフックになっています。今後、ブランドイメージがさらに広がり、リースバック以外の分野でも認知が深まることを期待しています。
SV(スーパーバイザー)からは、加盟店の情報や成功事例を提供していただき、大いに参考にしています。特にハウスドゥ全国FC大会では、驚異的な成果を上げた加盟店の成功の秘訣を聞くことができました。成功している店舗の共通点は、社長さま自らが積極的に動き、売り上げを作り出している点でした。私もこれを参考にし、今後さらに組織力を活かして売り上げ向上を目指したいと考えています。
今後の展望
もともとは多店舗展開を視野に入れて加盟したため、順次拡大を進めるつもりです。また、今後取り組みたいこととして、自社の事業の幅を広げるということがあります。特に、買取再販では土地の分譲が多いため、今後は自社でアパート建築・分譲する計画も検討中です。さらに、管理部門の設立なども考えているため、いずれにしても人員の強化は不可欠です。会社としてできることを拡大し、多様な得意分野を持つ有能な人材が集まる環境を整えていくことが目標です。(2024年6月)
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※掲載されている内容(撮影情報、会社情報、役職など)は、取材時点のものです。
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